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[Ⅶ-1]<DV・虐待・性暴力被害データ。支援・対応の現状>新聞事件簿。

<オルタナ>子どもの60%、信頼できる大人に相談

 
 DV加害者が良き父になるために -ケアリングダッドプロジェクトに学ぶ- 信田さよ子(RRP研究会代表) 「発達障害の医学的理解と支援の実際」 石崎朝世(社)発達協会王子クリニック
2010年12月13日(月)14:04

 児童虐待やいじめなど、子どもを取り巻く深刻な問題が目立っている。そこで、国際NGO・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ、東京・千代田)は、子どもは本当に大人の助けを必要としているのか、オンライン調査を行った。その結果、60%の子どもが、「信頼できる大人に相談したい」と考えていることが分かった。
 セーブ・ザ・チルドレンは、途上国の開発支援や、すべての子どもにとって、生きる・育つ・守られる・参加するなどの「子どもの権利」の実現を目指す国際NGOである。SCJは、ヤフーきっずの「きっず投票」を利用し、10月から2カ月間、9歳から12歳の子どもたちに全4問のアンケートを実施した。全国から約14万人から回答が集まった。
 「おとなの手助け、どんなときうれしい?」という問いに対しては、「信じられる大人なら、いつでも」と答えた子どもが60%、「『自分のため』と感じられるなら」と答えた子どもが16%いた。「なかなか解決しない悩み。どうする?」という問いに対しては、「味方がいればがんばれる」が64%だった。
 これらの調査結果は、12月6から10日までジュネーブで開催された「子どもの権利条約」の新しい議定書で採択予定の「通報制度」について話し合う第二回作業部会に提出された。「通報制度」とは、個人ないし集団の子どもの権利が侵害され、国内手続きを尽くしても救済が実現しないとき、国連の「子どもの権利委員会」に救済を求めることができる制度である。
 子どもたちは、「信頼できる大人」にはつらい悩みを相談したいという。地域とのつながりが希薄になるなか、両親や学校の先生以外に、子どもたちの周りにはどんな大人がいるのだろうか。
 東京都福祉保健局は、子どもたちの心の支えになって、一緒に遊んだり、話をしたりしてくれるお兄さんやお姉さんを派遣する「メンタルフレンド」事業を1991年10月にスタートした。2010年度の登録者(18歳以上30歳未満)は、約100名。児童相談所職員の指導のもと、子どもの家庭や児童相談所で、勉強を教えたり、料理を作ったり、ゲームをするなど、子どもたちの要望に合わせて様々な活動を行っている。
 NPO法人キッズドア(東京・中央)は、学生ボランティアを大規模に組織化し、公立学校、ひとり親家庭、貧困家庭、児童養護施設などの子どものたちへの教育支援「ガクボラ」を実施している。日本国内の教育機会の不平等の解消が目的だが、年の近い大人の存在は、メンタルフレンドと同様に心の支えにもなるだろう。
 子どもは社会を映す鏡であり、未来である。身近な大人が子どもの気持ちに寄り添って手を差し伸べることができれば、救われる子どもも増え、明るい未来が見えてくるかもしれない。(オルタナ編集部 吉田広子)




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