あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅰ-N] お知らせ(はじめに、ブログ構成と意図、他)

はじめに

 
 ブログの構成と意図-主要記事一覧-(2016.5/21更新) 平成29年。活動10年、「節目の年」に
<はじめに..>

 訪問いただき、ありがとうございます。
  さて、ブログ『面前DVの早期発見、早期支援。あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?*-1』は、<小説用のテンプレート(パソコン用のブログ画面)>を使用しています。しかし、掲載記事は「小説」ではなく、「DV被害支援室poco a poco」の実際の活動*-2、つまり、「ひとりでも多くの子どもたちが、家庭内で、DVを目撃する(面前DV)などの暴力で傷つかないようにしたい*-3」との考えのもと、暴力のある関係性を断ち切り、生活の再構築を望んでいる被害女性に対するサポートとして、「暴力のある環境に順応した考え方の癖の修正を踏まえながら、離婚調停などでDVを立証するために、現在に至る事実経過をまとめる」など、DV被害者支援に携わっている活動状況を主要記事として公開しています。
また、「いま必要な情報を、ひとりでも多く、情報を必要としている人に届けたい」との思いで、DVと密接な関係にある虐待、性暴力、そして、これらの暴力による後遺症としての心の問題にかかわる情報(論文、新聞や雑誌の記事などを含む)を提供しています。
  ブログの基幹記事は、次の2つです。
ひとつは、平成21年4月からの1年間、DV被害者支援4例目となった被害者とのサポートのやり取りをレポートしてまとめた『DV被害者支援、1年間の記録。ドキュメントDV。恐怖で家に縛られ、卑下・侮蔑された11年(カテゴリー「Ⅱ」)』です*-4。
もうひとつは、行動科学にもとづく組織・人材コンサルティングに携わってきた経営コンサルタントとしての20年間の経験(組織内のパワーハラスメント・セクシャルハラスメント対策を含む)と、DV被害者支援に携わってきた8年間(平成26年6月現在)の経験をナレッジとしてまとめた『暴力の影響を「事例」で学ぶ。DVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き(カテゴリー「Ⅲ-1」-「Ⅲ-9」)*-5』です。
行動科学では、「行動の原理や法則を導きだすことで、行動の予測と制御が可能になる」と考えます。行動の“見かけ”ではなくて、環境に及ぼす効果、環境が行動に及ぼす効果、つまり、“機能”に注目することによって、環境をどのように変えれば行動の頻度が変化するのかがわかり、望ましい行動を増やしたり、望ましくない行動を減らしたりする方法を考えることができるとするものです。
ほとんどのDV被害者支援機関がフォーカスしている“結果(いまこのときの暴力行動にもたらされた直接的な被害)”に対応したサポートだけでなく、DV被害支援室poco a pocoでは、“結果に至る過去の環境(どのような家庭環境で育ってきたのか(生い立ち)=いまこのときの暴力行動に至る原因)”に対応したサポートのあり方にもフォーカスしています。
なぜなら、DV被害者のいまの行為が、交際相手や配偶者による言動やふるまいによる反応によるものなのか、それとも、その反応が、暴力のある家庭環境で育ってきたという“過去の生い立ち=トラウマ”に起因した反応によるものなのか、その双方が絡んだ反応によるものなのかを見極めることが重要だからです*-6。この見極めが、暴力に支配された関係を断ち切ったあと、暴力で傷ついた心のケア、つまり、パニック症状やうつ症状を伴うPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状の改善にも大きく影響を及ぼすことになります。
  そして、「子どもがDVを目撃して育つ(面前DV被害下で暮らす)」ことを問題視しているのは、生まれ育った家庭環境で暴力的なふるまいを受けてきたトラウマ反応にフォーカスしている、つまり、行動科学的認識にもとづいているからです。
上記の基幹記事を補完する関連情報を他のカテゴリー、つまり、カテゴリー「Ⅳ」-同「Ⅶ」で公開しています。
*-1 ブログ『面前DVの早期発見・早期支援。あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?』は、平成22年9月16日、「「さようなら」の前に..第4章。暴力から逃れ、傷ついた心に寄り添う(現在、非公開)」から独立させ、新たに開設したものです。
平成22年9月16日に新規開設以降、新設2年7ヶ月を経過した平成25年4月21日、新設6年目を前にした平成27年7月27日(62構成から55構成)、そして、平成28年3月3日(55構成から50構成)の3回にわたり、カテゴリーを構成し直し、ブログ構造を再編集しています。
*-2「DV被害支援室poco a poco」の活動の根幹となる活動理念や活動方針、基本的な考え方などについては、当「はじめに」の他に、カテゴリー「Ⅰ-I. 活動方針、問合せ・相談方法など」の「DV被害支援室poco a poco -母と子が暴力に怯えない、子が暴力を学ばない安全安心な暮らしをサポートする会-の活動方針について。」で、これまでの活動状況(実績を含む)については、同「DV被害支援室poco a poco庄司薫、活動の歩み」で詳しく説明しています。
なお、DV被害支援室poco a pocoの事務局は、東京都23区内ですが、詳細な所在地(住所)については、緊急一時保護施設(行政や民間のシェルター)などと同様に、DV加害者との接触を避け、相談をしている被害者とその援助をしている者(アボドケーター)に対する加害行為を防ぐ必要があることから“非公表”です。
*-3「面前DV」とは、子どもが、父親と母親の間(あるいは親の交際相手との間)の暴力を目撃したり、聞いたりすることで、「児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)」では、精神的虐待とみなされています。
なぜ、DV被害支援室poco a pocodでは、この「面前DV」被害を重視しているのかについては、当「はじめに」内で後述していますが、子どもへの心身に及ぼす影響については、カテゴリー「Ⅲ-1」「はじめに-手引きの基本骨子-」、同「Ⅲ-2」「Ⅰ-1.虐待の発見。DV家庭における子ども」、同「Ⅲ-4」「Ⅱ.暴力のある家庭で暮らす、育つということ(6-12)」で詳しく説明しています。
*-4 平成22年9月16日に公開した『DV被害状況レポート(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)』は、平成28年3月3日、3回目のカテゴリーを構成し直し、ブログ構造を再編集に伴い、以下のように変更し、公開しています。
①DV被害状況レポート(Ⅰ)「DV環境下、被害者は加害者にいかに心をコントロールされ、心身を蝕まれたか-DV加害者から家に縛られる。脅され、卑下、侮蔑されて11年、被害者の傷ついた心(被虐待女性症候群)を理解する-」と、同(Ⅱ)「暴力の何が悪いのかわかれない加害者の心理を知る-暴力で心が壊れた被虐待者がDV・虐待の加害者に..。暴力を生みだす心の闇、歪んだ感情が妻を支配する。その性格特性を明らかにする-」は、カテゴリー「Ⅱ」の『DV被害者支援、1年間の記録。ドキュメントDV。恐怖で家に縛られ、卑下・侮蔑された11年』として、②同(Ⅲ)「面前DV。DV・虐待環境が子どもの心身の発育にどのような影響を与えるか-対象児童の心のケアのために..DV・虐待によるトラウマが脳の発育に与える影響を学ぶ。-」は、『暴力の影響を「事例」で学ぶ。DVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き』の第2章、つまり、カテゴリー「Ⅲ-4」の「Ⅱ. 児童虐待と面前DV。暴力のある家庭環境で暮らす、育つということ」として公開しています。
*-5 『暴力の影響を「事例」で学ぶ。DVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き』は5章31節で構成され、カテゴリー「Ⅲ-1」-「Ⅲ-9」で公開していますが、『-DV被害からの回復とDVの立証-現在に至る事実経過。ケースで読み解く被害者心理と加害者特性(DV被害支援状況レポート)(平成27年7月27日公開)』と『学校として虐待の早期発見と対応手順-教職員のための児童虐待・DV対応の手引き-(平成27年2月7日公開)』に加筆し、再編集してひとつにまとめたものです。
『暴力の影響を「事例」で学ぶ。DVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き(5章31節)』については、ア)上記の①②の支援をさせていただいた被害女性の方、イ)学校園に通学する児童に虐待、児童の保護者間にDVが認められ、対応しなければならなくなった教職員の方、ウ)その他、女性センターなどの行政機関(民間を含む)の職員、医師や看護師、そして、弁護士として、DV被害者支援に携わっている方(以上、被害女性のアボドケーター)には、サポートの状況に準じ、「PDFファイル」で提供しています。
ただし、カテゴリー「Ⅲ-1」の「暴力の影響を「事例」で学ぶ。DVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き(はじめに-手引きの基本骨子-))」については、平成28年10月10日、加筆改訂をした「新版2訂」に差し替えていますが、続く「第1章(Ⅰ)」-「第5章(Ⅴ)」については、懸案事案(「婚姻破綻の原因はDV」にあるとする調停・裁判で、DVを立証するためのサポート)が解決し、まとまった時間を確保できる状況にあるときに見直し、加筆修正をおこない、「新版2訂」として差し替えていきます。
*-6 過去の生い立ちにトラウマ(心的外傷)となりうる暴力を体験してきた人たちに認められる共通した特性や傾向を抱えている人たちは、アダルトチルドレン(AC)、発達性トラウマ症候群、被虐待女性症候群(バタード・ウーマン・シンドローム)などの総称で呼ばれています。



(ドメスティック・バイオレンス(DV)とは..)
 DV行為とされる「暴力」は、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法、いわゆるDV防止法)」第二条の三にもとづいて作成される「都道府県(市町含む)基本計画」の中で、「配偶暴力防止法で対象とする暴力として、身体的暴力、性(的)暴力、精神的暴力、経済的暴力がある」と規定されています。
  配偶者暴力防止法で規定する主だった暴力(DV行為)は、以下のとおりですが、カテゴリー「Ⅲ-2」の「Ⅰ-3-(3)DVとは、どのような暴力をいうのか」において、判例を踏まえた法的な解釈など詳細に説明しています。
・身体的暴力
殴る  叩く  蹴る  つねる  髪の毛をつかんで引きずり回す  胸ぐらをつかんで揺さぶる  体を壁や床に押しつける  腕をしめあげる  首を絞める  噛みつく  頭突きをする  火傷を負わせる  タバコの火を押しつける…etc
・性(的)暴力
望まないのにセックスを強要する  (乳幼児であっても)子どもの前でセックスする  複数や他人との望まないセックスや玩具を使ったセックス、望まない行為を強要される(風俗で働くことや売春行為を強要されることも含む)  避妊に協力しない  中絶を強要する  見たくもないポルノビデオや雑誌を見せられる  裸やセックス時の様子を写真や動画を撮影する…etc
・精神的暴力(ことばの暴力)
無視・無反応  からかい・ひやかす・はやしたてる  罵声を浴びせる(否定する、批判・非難する、侮蔑する(バカにする)、卑下する(見下す)といったことばの暴力を浴びせる)  大声で怒鳴りつける  「俺は悪くない。お前が怒らせるようなことをするからだ!」と責任を押しつけたり、責任転嫁したりする(そのことによって、自分のおこないは正しいと正当化しようとする)  「お前が悪いからだ」、「お前が~をしないからだ」、「お前がケンカをうってきたからだ」と責任逃れのことばで、罪悪感を植えつける  人前でからかう(ひやかす)  悪口をいう  けなす  舌打ちする  不機嫌な態度をとる  威圧的な態度をとる  腕をあげ殴るふりをする(状況によっては身体的暴力に該当する)…etc
・子どもを利用した精神的暴力(ことばの暴力)
子どもに母親が暴力をふるわれている場面を見せる  子どもの前で母親に暴力をふるったあと、子どもに「お母さんが悪いことをしたから」という  子どもに母親の悪口をいわせる(いうことをきかず、母親が叱りつけたあと、「なっ、怒られただろ」と同意を求めたり、皆でにんまり、クスクスと笑ったりなどを含む)   子どもを自分の味方につけ(懐いているようにみせかけ)、妻を孤立させる(ひとりぼっち感、疎外感を味わせる)   お前のせいで、子どもは暴力を受けることになることを思い知らせる(逆に、「子どもがいうことをきかないのはお前のせいだ」と子どもの前で母親を怒鳴りつけたり、殴ったりすることで、子どもに罪悪感を抱かせる)   「もう、暴力には耐えられない」と離婚話を持ちだすと、「お前には、母親として子どもを育てる責任がある(育児放棄をするつもりか)」と自分が暴力をふるうということではなく、子どものことに話をすり替え、問題(責任)の置き換えをはかる(俺のもとで、お前は子どもを育てあげる義務があるとの考えのもと、「子どものことを考えろ」と決断を鈍らせる話を持ちだしてくる)   「でて行くなら、子どもは置いていけ」、「子どもは俺が育てる」、「お前が子どもを連れていって、貧乏にしたら許さないからな」と子どもを(精神的な)人質にとり、でて行くことを諦めさせる…etc
・社会的隔離(精神的暴力として扱われます)
テレビやインターネット、携帯電話などの使用を禁止する(制限する)  交友関係に口を挟んだり、友人や家族の間に不和の種を蒔き、対立させる  妻が里帰りするのを許さなかったり、制限する  「どこに、誰と行くんだ」と人に会うことや、「どこで、誰と、なにをしていたんだ」と外出していたことに詮索し、干渉する。また、「~さんは、お前にいい影響を与えないと思う。あまり会わない方がいいんじゃないか」と交友関係に詮索し、干渉する  退勤時間に迎えにきていたり、出張の送り迎えをしたり家と会社との通勤時間さえ干渉する(行動を監視したりする)…etc
・経済的暴力
給料明細を見せない  収入や財産がどれくらいあるかを知らせない  生活費をわたさない  働きにでることを許さない  妻の買い物はなんでも許可を必要とするが、自分のモノには大枚をはたく  自分の借金の肩代わりをさせる  女性やギャンブル、酒などに生活費を使い込む…etc
これらの規定は、「どのような行為が暴力、つまり、DV行為に該当するのか」を理解するうえで欠かせないものですが、DVの“本質”を理解するためには、“関係性”の理解と、“構造的”な理解をすることが特に重要になります。そして、“構造的”な理解は、“関係性”の理解との補完関係にあります。
  “関係性”で考えると、DVの本質とは、「本来対等であるはずの男女(夫婦間、交際者間)の関係に、上下の関係、支配と従属の関係を成り立たせるためにパワー(力)を行使すること」です。つまり、「上にたとう(支配しよう)とする者」と「下におかれる(支配され、従属させられる)者」という“関係性”でおこなわれる暴力ということです*-7。
 そして、重要なことは、いかなる理由があろうと暴力行為を加えた者(加害者)に非があり、暴力被害を受けた者には非はないという理解です。つまり、暴力に及んだふるまいには、いかなる理由があっても正当性は認められないということです。
  “構造的”な理解には、主に2つの視点が必要です。
ひとつの視点は、身体的な暴力(暴行)や性暴力は、大声で怒鳴りつけたり、否定や批判したり、侮蔑したり(バカにしたり)、卑下したり(見下したり)、脅したりすることばの暴力を浴びせられる中でおこなわているように、暴力には複合的な要素が絡んでいる、つまり、構造的であるということです。
暴力の複合的、構造的な理解に役立つのが、ミネソタ州ドゥルース市では地域社会の裁判所や警察、福祉機関など9つの機関が集まり「DV介入プロジェクト(DAIP)」を組織し、1984年、被害女性たちの声をもと、暴力を理解する理論的枠組みとしてつくられた「パワーとコントロールが車輪」です。被害女性の体験から明らかになったのは、第一に、暴力は突発的な出来事でもなければ、積りつもった怒りや欲求不満、傷ついた感情の爆発でもなく、あるパターン化した行動の一部分だということ、第二に、暴力には明確な意図があり、車輪の中心にある「パワーとコントロール」が車輪を動かす原動力となるということでした*-8。
そして、暴行や性暴力の前後に浴びせられている“ことば”が、どのような趣旨(意味)を持つものなのかによって、同じ殴る行為であっても、その意図は違ってきます。暴行や性暴力に及んだ人物のことばに、被害者を否定したり、批判し責任を押しつけたり(責任転嫁をはかろうとしたり)、侮蔑したり、卑下したりすることばが含まれていれば、その人物は、本来対等である男女の関係性に上下や支配と従属の関係性を成り立たせるために、パワー(力)を行使しようとする人物であることになります。
このとき、重要になるのが、その暴行や性暴力の前に、どのようなことばのやり取りがおこなわれていたのかということです。“前のやり取り”には、直前のやり取りだけでなく、出会い、交際以降のやり取りが含まれます。なぜなら、出会い以降、積み重ねられてきたやり取りにこそ、“関係性”が明確に表れるからです。
もうひとつの視点は、慢性反復的(日常的)な暴力という行為がどのような結果を導くことになるのか、つまり、加害者はなにを手に入れ、被害者はなにを失うのか(どのような状況に追い込まれるのか)ということです。そして、この理解なしには、「なぜ、被害者は暴力(加害者)から逃げられなくなるのか」を理解することはできません。
被害者が、暴力によりなにを失うのか(どのような状況に追い込まれるのか)ということを理解するには、「暴力により、恐怖心を植えつけ、心と行動を支配する」という関係性、連鎖性を理解することに他なりません。心理学者のレノア・E・ウォーカーは、慢性反復的(日常的)な暴力を受け続けた女性に共通する特性を「被虐待女性症候群(バタードウーマン・シンドローム)*-9」と唱えていますが、被害女性がその状態に至るプロセス、つまり、暴力から逃れられなくなっていく状況を「暴力のサイクル理論」としてまとめています*-10。
*-7 詳しくは、①カテゴリー「Ⅲ-2」の「Ⅰ-3.DVは、夫婦の関係、親子の関係になにをもたらすか(1)-(6)」、②同「Ⅰ-4-(2)デートDVから結婚に至る経緯」で説明しています。
*-8.10 暴力の構造性の説明では、「パワーとコントロールの車輪」が引用されています。なお、「パワーとコントロールの車輪」については、カテゴリー「Ⅲ-1」「はじめに-手引きの基本骨子-」、「Ⅲ-2」「カテゴリー「Ⅲ-2」「Ⅰ-3.DVは、夫婦の関係、親子の関係になにをもたらすか」の中の「(6) 被害者にみられる傾向、加害者が持つ特性」で詳しく説明しています。
*-9 被虐待女性症候群(バタードウーマン・シンドローム)の傾向」は、「暴力のサイクル理論」を唱えた心理学者のレノア・E・ウォーカーにより提唱されたもので、カテゴリー「Ⅲ-2」の「Ⅰ.密接な関係。児童虐待とドメスティック・バイオレンス」の中の「3-(6) 被害者に見られる傾向、加害者が持つ特性」で説明しています。



<カテゴリー構成**>
** ブログのカテゴリー構成、ならびに、掲載記事(カテゴリー「Ⅶ-1」-「Ⅶ-22」を除く)は、カテゴリー「Ⅰ-N」の「ブログの構成と意図-主要記事一覧-」に掲載しています。

第一部(Ⅰ) お知らせ。活動方針、問合せ・相談方法など
 Ⅰ-N お知らせ(はじめに、他)
 Ⅰ-C あなたは大丈夫ですか?
 Ⅰ-I 活動方針、問合せ・相談方法など

第二部(Ⅱ)  DV被害者支援、1年間の記録。ドキュメントDV。恐怖で家に縛られ、卑下・侮蔑された11年
 ・DV環境下、被害者は心を支配され、心身を蝕まれていく
 ・暴力を生みだす心の闇。歪んだ感情が妻を支配する

第三部(Ⅲ) 暴力の影響を「事例」で学ぶ。DVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き(マニュアル。3部5章29節)
Ⅲ-1.暴力の影響を「事例」で学ぶ。虐待とDVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き
 Ⅲ-2.Ⅰ.児童虐待とドメスティック・バイオレンス(1-4)
 Ⅲ-3.(Ⅰ) 添付資料:ワークシート
 Ⅲ-4.Ⅱ.児童虐待・面前DV。暴力のある家庭環境で暮らす、育つということ(6-12)
 Ⅲ-5.Ⅲ.学校現場で、児童虐待・面前DVとどうかかわるか(13-20)
 Ⅲ-6.Ⅳ.「婚姻破綻の原因はDVにある」ときの離婚(21-26)
 Ⅲ-7.(Ⅳ) 添付資料:ワークシート
Ⅲ-8.Ⅴ.DVのある家庭環境で育った子どもと母親のケア(27-29)
Ⅲ-9.(Ⅴ) 添付資料:ワークシート

第四部(Ⅳ) ワークシート(「DV被害状況書」など)、ワークシート記載の一般コメント
Ⅳ-1.記載例。ワークシート、現在に至る事実経過、答弁書、反訴状
Ⅳ-2.ワークシート(Ⅰ)(Ⅱ)共通(A)(B)(C)設問の一般コメント

第五部(Ⅴ) 「デートDV」誌上講座(「ストーカー被害の防止」を含む)

・DV被害支援室poco a poco 庄司薫のコラム

第六部(Ⅵ)  理解を深めるために..
 Ⅵ-A 臨床現場からのレポート(1) DV・児童虐待。暴力と精神疾患
 Ⅵ-B 臨床現場からのレポート(2)
 Ⅵ-C 臨床現場からのレポート(3) 更生困難な加害者への教育プログラム
 Ⅵ-D 司法判断。DV・虐待を起因とする離婚事件、どういう立ち位置か
 Ⅶ-E.逃れる。離婚のために..知っておこう!
* ここに掲載していた記事は、第3回のブログ構造を再編集に伴い、[Ⅲ-7]Ⅳ-21.「婚姻破綻の原因はDVにある」とする離婚、Ⅳ-22.夫婦関係調整(離婚)調整、Ⅳ-23.DV離婚を考えたとき、事前に確認しておくことの該当記事に載せています。
 Ⅵ-F DV裁判ー判例や法律知識をもって、交渉の武器にしよう!
* ここに掲載していた判例は、第3回のブログ構造を再編集に伴い、[Ⅲ-7]Ⅳ-22.夫婦関係調整(離婚)調停(1)で判例1-11、(7)で判例12-24、Ⅳ-23.DV離婚を考えたとき、事前に確認しておくこと(1)(2)で判例25-39、Ⅳ-26.悩ましい面会交流。いま司法はどのように捉えているか(1)で判例40-47を載せています。
 Ⅵ-G DV・児童虐待行政対応マニュアル
 Ⅵ-H DV法・ストーカー規制法等、関連法規。男女参画社会理念
 Ⅵ-J 在外教育施設安全対策、災害時「子どものケア」マニュアル
 Ⅵ-K DSM-Ⅳ診断。エゴグラムなどチェックシート

第七部(Ⅶ) 新聞事件簿**
**「第七部 新聞事件簿(カテゴリー「Ⅶ1」-「Ⅶ22」)」の位置づけは、ブログの“礎”となる『DV被害者支援、1年間の記録。ドキュメントDV。恐怖で家に縛られ、卑下・侮蔑された11年(カテゴリー「Ⅱ」)』、『暴力の影響を「事例」で学ぶ。DVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き(カテゴリー「Ⅲ1-Ⅲ9」)』を“補完”するものですが、詳しくは、カテゴリー「Ⅰ-N」の「ブログの構成と意図② 第七部-新聞事件簿(カテゴリー「Ⅶ1-Ⅶ22」)」で説明しています。
 Ⅶ-1.<DV・虐待・性暴力被害データ。支援・対応の現状>新聞事件簿。
Ⅶ-2.<DV>新聞事件簿。あなたの隣の女性を救おう!
Ⅶ-3.<デートDV。ストーキング・リベンジポルノ>新聞事件簿。嫉妬・執着
Ⅶ-4.<逆DV>新聞事件簿。女性から男性への暴力、女性の心に潜む病理
Ⅶ-5.<虐待>新聞事件簿。隣の家の子どもは大丈夫?子どもを助けてあげて!
Ⅶ-6.<性暴力>新聞事件簿。自尊感情を奪われさ迷うことになる卑劣な行為
Ⅶ-7.<性的逸脱>新聞事件簿。パラフィリア。抑圧、稚拙で抑制不能な性衝動
Ⅶ-8.<性的搾取・ネットに潜む闇>子どもたちがはまり、大人がつけ込む
Ⅶ-9.<ハラスメント・体罰(暴行)>新聞事件簿。優越感の充足、構造的暴力
Ⅶ-10.<C-PTSD・心の傷と闇>新聞事件簿。DV・虐待、被害者の苦しみ
Ⅶ-11.<家族問題。親殺傷・ひきこもり。性同一性障害>新聞事件簿。どう向合う
Ⅶ-12.<いじめ・差別・貧困>新聞事件簿。傷ついた子どもの悲鳴
Ⅶ-13.<殺傷事件。詐欺・恐喝、少年犯罪>新聞事件簿。歪んだ心が引き起こす
Ⅶ-14.<薬物・アルコール依存。環境汚染の影響>新聞事件簿。心身を脅かす
Ⅶ-15.<怖いカルト、宗教への傾倒>新聞事件簿。心の危さにつけ込む
Ⅶ-16.<教育・学校(いじめ対応含)新聞事件簿。教育現場だけで考える問  題か
Ⅶ-17.<職場>新聞事件簿。職場環境のあり方。仕事・対人関係への悩み。
Ⅶ-18.<児童福祉・行政・司法、介護、育児>新聞事件簿。母子を取巻く環境
Ⅶ-19.<人種差別・人権、紛争・テロ、性売買>新聞事件簿。人とはなにかと問う
Ⅶ-20.<ことば>プレス。道徳・教養、思考。心の肥やしを「知識のひきだし」に
Ⅶ-21.<脳とからだ・人類の発達。医療の最新治療>プレス。
Ⅶ-22.継続情報<震災・地震/火山/氾濫>ストレスとトラウマ、命と心を守る
Ⅶ-22.継続情報<原発被爆・放射能汚染>不安。命と心を守る知識と技術。


<ブログをお読みいただくときの..操作、読み方のガイダンス>
1.《通常のブログ画面》をクリックしていただければ、ブログ・スタイルでお読みいただくことができますが、《カテゴリー(50構成)》から記事をお読みいただくと、目的・意図に添った情報(記事)を読むことができます。また、カテゴリーから入っていただくと、投稿記事単位ですが、文字が“大きく”なり、読みやすくなります。

2.ブログ掲載の主要記事(カテゴリー「Ⅰ-N」の「ブログの構造と意図-主要記事一覧-」を参照ください)は、最初からお読みいただけるように<古い記事から、新しい記事へ>と投稿しています。
  分類された《カテゴリー(50構成)》の方からお読みいただく場合、<新しい記事から、古い記事へ>と表示されていますので、下の記事からお読みいただければと思います(「Back」「Next」機能をお使いください)。
  ブログの読み方は、人それぞれだと思います。
①配偶者や交際相手から受けている暴力が、DVに該当するものなのかを確認したい被害女性だったり、②婚姻破綻の原因はDV(子どもへの虐待を含む)にあるとして離婚調停に向けて動きはじめたものの、第三者にDV被害を理解してもらえず、理不尽な思いをし、なんとか状況を打開したいと切迫した状況にある被害女性だったり、③被害女性から相談を受けて、関連情報を集めている親族や友人、職場の上司や同僚、学級担任だったり、④受け持ちの児童・生徒が虐待を受けていたり、受け持ちの児童・生徒の家庭でDVがおこなわれていたりして、児童や保護者への対応方法などの情報を必要としている教職員だったり、⑤暴力のある家庭環境で育ち、対人関係に悩み、生き難さを抱えている被害女性だったり、求める情報の用途はそれぞれです。
  特に、配偶者や交際相手からの暴力に悩み、苦しみ、誰にも相談することができずにいる切迫した状況にある被害女性の方たちにとって、当ブログは、記事数が多く、どこから読んだらいいのか戸惑われることもあると思います。
 そこで、読み方のガイドラインを下記にあげさせていただきました。

(1) DVの本質は、「本来対等であるはずの関係に、上下の関係、支配と従属の関係を成り立たせるためにパワー(力)を行使すること」ですから、“関係性”で理解する必要があります。つまり、「上にたとう(支配しよう)とする者」と「下におかれる(支配され、従属させられる)者」という“関係性”です。
* 以下の冒頭の「」内は、カテゴリーを指してします。
そこで、第1に、この関係性を理解するために、
①「Ⅱ」DV被害者支援、1年間の記録。ドキュメントDV。恐怖で家に縛られ、卑下・侮蔑された11年
②「Ⅲ-1」・暴力の影響を「事例」で学ぶ。虐待とDVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き(はじめに)
      Ⅰ-3.DVは、夫婦の関係、親子の関係になにをもたらすか
③「Ⅲ-2」Ⅰ-4-(1)デートDV。人生に大きな影響を及ぼすリベンジポルノとレイプ
        -(2)デートDVから結婚に至る経緯
 「Ⅲ-3」Ⅱ-11-(7)パラフィリア(性的倒錯)の夫との性生活
   -(8)性的サディズム、露出性愛者の夫による性暴力
に目を通していただき、
  第2に、この関係性を成り立たせるために、DV加害者はどのようにふるまうのかを理解するために、
④「Ⅲ-6」Ⅳ-24.DV加害者に共通する行動特性
に目を通していただければと思います。
  また、DV被害の当事者として、いまどのような状況にあるのかを理解する必要があるときには、
  第3に、支配するための暴力としてのDVにより、被害者はどのような“負”の思考パターンに陥ることになるのかを、「Ⅳ-24.DV加害者に共通する行動特性」の中で説明している「感受性訓練に似通った言動パターン」を頭に入れて、加害者の思考コントロール手法を同時に理解するために、
⑤「Ⅲ-2」Ⅰ-5.被害者心理。暴力で支配、マインドコントロールされるということ
に目を通していただきたいと思います。
  さらに、別れる、家をでたいと意志が定まってきている(あるいは、どうしらたいいのかわからないときを含む)ときには、
  第4に、DV事件で、被害女性が陥りやすい間違いを理解するために、
⑥「Ⅲ-6」Ⅳ-25-(1)妻が別れを切りだし、家をでたあとのDV加害者のふるまい
         -(2)してはいけない! 当事者間、親族や近親者を交えた話し合い
          -(4)DV加害者の更生。「変わってくれる」との期待感は捨て去る
         -(5)暴力に順応してきた被害者が、調停に持ち込んではいけない考え方①②
 * 子どもがいるときには、
  ・「Ⅲ-2」Ⅰ-1.虐待の発見。DV家庭における子ども
  ・「Ⅲ-6」Ⅳ-25-(3)母親の“これから”が、子どもには“いまさら”となるDVの理不尽さ
に目を通していただきたいと思います。

  次に、DV被害から逃れるために必要な基礎知識(情報)として、
  第1に、もっとも重要となる被害者の“姿勢”“心構え”を理解するために、
⑦「Ⅲ-6」Ⅳ-21.一時保護の決定、保護命令の発令。「身を守る」という選択
      Ⅳ-23-(7)役場(市役所や区役所など)での手続き
 * 子どもがいるときには、
  ・Ⅳ-23-(8)学校園への連絡
を踏まえて、
  第2に、DV離婚事件特有の問題として理解しておかなければならないことを理解するために、
⑧「Ⅲ-6」」Ⅳ-23.DV離婚を考えたとき、事前に確認しておくこと
を踏まえて、
  第3に、離婚について理解するために、
⑨「Ⅲ-6」Ⅳ-22-(1)民法770条に定める離婚事由
          -(2)親権者・監護権者の指定
          -(3)離婚調停とは
  * 子どもがいるときには、
  ・「Ⅲ-6」Ⅳ-26.悩ましい面会交流。いま司法はどのように捉えているか
に目を通していただきたいと思います。
  第4に、離婚調停までになにをしなければならないのかという視点で、
⑩「Ⅲ-6」Ⅳ-22-(5)DV立証に欠かせない「陳述書(証拠としての事実経過をまとめた報告書)」
  「Ⅲ-6」Ⅳ-25-(6)トラウマの再体験による事実経過の把握
に目を通していただきたいと思います。
  第5に、離婚調停で、調停委員を介した話合いで合意に至らず、新たに、裁判(提訴する)として争うことになったときに、司法はどのように解釈するのかを理解するために、
⑪「Ⅲ-6」Ⅳ-22-(7)離婚裁判の進行
に目を通していただきたいと思います。
  最後に、慢性反復的(日常的、常習的)な暴力によるダメージ、後遺症としてのPTSDを理解し、その後のケアのあり方を理解するために、
⑫「Ⅲ-3」Ⅱ-9-(10)危機とPTSD
 「Ⅲ-7」Ⅴ-27.DVのある家庭環境で育った子どもと母親のケア
に目を通していただきたいと思います。

(2) “心の問題”が原因となる非行、過食嘔吐(摂食障害)、リストカットやODなど自傷、アルコールや薬物依存、ギャンブル依存、共依存、そして、アダルトチルドレン(AC)、仮面うつ(非定型うつ病(精神疾患の「気分障害」には含まれず、総称))、自己正当化型ADHDやアスペルガー症候群などの発達障害(遺伝性ではなく後発性の発達障害)、愛着障害や行為障害、人格障害、性的サディズムなどは、子どもと親のかかわり方、つまり、子ども時代に暴力のある機能不全家庭環境で育っている(面前DV=精神的虐待、教育的虐待、過干渉・過保護を含む)ことと深く関係があります。
  そこで、第1に、暴力のある環境が、胎児期以降の脳の発達にどのような影響を及ぼすのかを理解するために、
①「Ⅲ-1」・暴力の影響を「事例」で学ぶ。虐待とDVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き(はじめに)
  「Ⅲ-4」Ⅱ-6.脳と子どもの発達
        -7.トラウマと脳
        -8.慢性反復的トラウマの種類(児童虐待分類)と発達の障害
        -9.虐待・面前DVを受けた子ども。発達段階でみられる傾向(1)-(14)
        -10.PTSDとC-PTSD、解離性障害
②「Ⅲ-4」Ⅱ-12.ACという考え方と人格障害(パーソナリティ障害)
に目を通していただきたいと思います。
  第2に、暴力による抑圧がもたらす性癖・性衝動を理解するために、
③「Ⅲ-4」Ⅱ-11.パラフィリア(性的倒錯) (1)-(6)
  第3に、暴力で抑圧された子どもの歪んだ認知がもたらした凄惨な殺人事件などを理解するために、
④「Ⅲ-4」Ⅱ-9.虐待・面前DVを受けた子ども。発達段階でみられる傾向(14)-(17)
  「Ⅲ-4」Ⅱ-11-(9)性的サディズムと人格障害などが結びついた誘拐監禁・殺傷事件
 「Ⅲ-4」Ⅰ-4-(3)デートDVとストーカー殺人事件

(3) 児童虐待の早期発見・早期支援には、学校園の教職員が、児童・生徒や児童の保護者とどうようにかかわっているかという関係性、そして、夫婦間の暴力、親子間の暴力をどう認識しているかという問題と深くかかわっています。後者については、児童虐待やDV相談にかかわる行政機関の職員についても同様のことがいえます。つまり、法律に定められているやグローバルスタンダードとなっている解釈ではなく、児童や保護者と話をする教職員、あるいは、職員の“価値観”で対応してしまっている事実があります。
  したがって、子どもの脳の発達、心の問題は、子どもが生活している家庭環境で育まれていること、虐待やDVに関する知識、DV被害から逃れる(離婚する)ということがどのようなことなのかについて、学校園の教職員は、虐待やDV相談にかかわる行政機関の職員は、アボドケーター(支援者)として深い知識が必要です。
  そこで、第1に、アボドケーター(支援者)として、DVや虐待被害を受けている(受けてきた)当事者よりも深い知識があり、当該問題が発生したときに適切な対応が求められることから、
①上記「2」「1」
に目を通していただきたいと思います。
  加えて、
 「Ⅲ-2」Ⅰ.「密接な関係。児童虐待とドメスティック・バイオレンス」導入と事例1-3
      Ⅰ-2.差別と女性の貧困、そして、児童虐待
 に目を通していただきたいと思います。
 そのうえで、
②「Ⅲ-5」Ⅲ.学校現場で、児童虐待・面前DVとどうかかわるか
③「Ⅲ-8」Ⅴ-28.暴力被害女性と子どものためのプログラム(コンカレントプログラム)
 「Ⅲ-8」Ⅴ-29.DV加害者プログラム。「ケアリングダッド」を実施するうえでの原則
に目を通していただきたいと思います。
  そして、以上の情報をひとつの着眼点として、それぞれのテーマに対し、当マニュアルとは相反する説や解釈など多々あります。是非、アボドケーター(支援者)としての幅を広げ、ひきだしを増やすという意味で専門分野の知識を広げ、深め、また、研修会に参加するなどして対応力を養ったり、つながりを広げたりしていただきたいと思います。

4.臨床現場にたたれている専門家の方々のレポート*や新聞記事*など、さまざまな人権にかかわる情報を分野ごとに《カテゴリー》分類し、整理し、順次載せています*。
* 当該するテーマの論文やマニュアルなど数多くのデータを保存していますが、DV被害者支援に携わっている時間の関係上、ほとんどブログに載せることができていません。

5.《リンク》には、行政、民間を問わずDV被害者支援活動や人権問題に取り組んでいる諸機関、医療機関を載せています。クリックしていただけると、そのまま各機関のホームページに入ることができますので、用途に応じて、活用いただければと思います*-12。
*-12 DV被害、ストーカー被害、児童虐待被害、性暴力(レイプ)被害、性的搾取(売春強要など)被害に合っている方の相談先(行政・警察)、ならびに、近隣に住む第三者によるDVや虐待の通報先(行政・警察)については、『ブログの構成と意図② 第七部-新聞事件簿』の該当項目に記載しています。
  暴行(女性へのDV、子どもや高齢者への虐待)による死亡事件として報道されるとき、「なんども、大声で怒鳴りつける声や「助けて」といった女性の悲鳴、どんどんとなにかを叩くような音、「ごめんなさい」と大声で泣きながら謝る子どもの声が聞こえていましたよ」と応えている近隣者の声が映しだされます。悲劇後のそうした声を耳にするたびに、尊い命が失われる前に「匿名」で通報して欲しいとの思いを強くします。


<コメント記載に関するお願い>
  ブログを訪問し、投稿記事を読まれる方の中には、「コメント(意見など)」を通じて、さまざまな人の考えに触れたり、活動の輪を広げたりできることから、コメント内でのやり取り(意見交換)を楽しみにしている方も多くいらっしゃると思います。
しかし、ブログに掲載している記事(情報)が、暴力から逃れるために家をでて、身を隠して生活している被害女性の居所を必死に探している加害者による“検索ワード”にヒットする可能性があります。そこには、カテゴリー「Ⅲ-6」の中の「Ⅳ-24.DV加害者に共通する行動特性」で示しているように、「コメントに残されている記述が自分の妻ではないか」と探りを入れてくる(カマをかけてくる)危険性がはらんでいます。
そこで、DV被害者支援に携わる者として防がなければならないことは、「公開されたコメントに、投稿者のメールアドレスを添付」されていて、加害者を含む第三者に身元が割れてしまったり、加害者などからコメント(意見など)を残された方に対しての中傷・非難するメールが送られたり、逆に、甘く優しいことばで接触をしてきたりすることです。
以上の理由から、投稿記事へのコメントは、『管理者のみ閲覧』で書き込んでいただくか、『投稿者のメールアドレスを添付せず』に書き込んでいただくように細心の注意をお願いします**。
** 『管理者のみ閲覧』で書き込んでいただき、「投稿者のメールアドレスが添付されている」ときには、コメントに対して、メールで返答させていただきます。
また、「主要記事*-13」の内容に対して、お聞きになりたいこと、確認したいことなどの質問としてコメントを残していただくときにも、『投稿者のメールアドレスを添付せず』に書き込んでいただくか、相談・問合せ用の「メールアドレス poco_a_poco_marine_s@yahoo.co.jp」にお送りいただきたいと思います。
 以上、「DV被害者支援のためのブログ」という事情を察しいただきければと思います。
*-13 ブログの「主要記事」とは、ブログの基幹(礎)となる記事のことで、以下のカテゴリーに掲載している記事を指します。
・「Ⅱ」DV被害者支援、1年間の記録。ドキュメントDV。恐怖で家に縛られ、卑下・侮蔑された11年
・「Ⅲ-1」-「Ⅲ-9」暴力の影響を「事例」で学ぶ。虐待とDVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き
・「Ⅳ-1」記載例。ワークシート、現在に至る事実経過、答弁書、反訴状
・「Ⅳ-2」ワークシート(Ⅰ)(Ⅱ)共通(A)(B)(C)設問の一般コメント
・「Ⅴ」DV予防・啓発..「デートDV」誌上講座(「ストーカー被害の防止」)


(“呼吸法”習得の勧め)
  DV被害支援室poco a pocoの活動のひとつのテーマが、離婚調停において、ことばの暴力や性暴力をどのように立証していくかです。そのため、女性および母子に対する生々しい描写や表現、性的なことば(用語)が述べられています。
  したがって、サバイバー(DV被害者や被虐待者)の方の中には、暴力の状況を思いだし、気分が悪くなる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、サバイバーの方には、フラッシュバックによるパニック、過呼吸を予防するため、そして、心を調えるためにも「吐いてから、吸う」という丹田呼吸法を身につけ、習慣づけていただければと思っています。
  人のからだは、息を「ふぅ~」と吐くと、反射として横隔膜が膨らみ空気を吸い込むようにできています。つまり、「呼吸」は、息を吸うことを意識するのではなく、「吐く」ことを意識することが大切なのです。「吸って、吐いて」ではなく、「吐いて、吸って」を意識した呼吸法を身につけ、習慣づけることによって、仮に過呼吸になったときにも、「吸わないと! 死んでしまう」といった強迫観念に駆られ、パニックになることを防ぐことができます。
  この「吐いて、吸う」ことを意識した丹田呼吸法については、カテゴリー「Ⅲ-7」の「Ⅴ-27.DV被害者の抱える心の傷、回復にいたる6ステップ」でとりあげていますので、一読いただければと思います。
  ちょっと不安になったり、思い通りにコトが進まず苛立ったりしたとき、また、子どもに怒鳴りつけたり、手をあげそうになったときには、いったん子どもから離れ、5-3分でいいので、丹田呼吸をして心を調える(気持ちを落ちつかせる)ようにしていただければと思います。DV被害から逃れ、生活の再建をはかっていくうえで、丹田呼吸法を日々の生活習慣として取り入れ、長く続けていただければと思います。



<「DV被害支援室poco a poco」に問合せ・相談、サポートの依頼について>
DV被害支援室poco a pocoでは、ひとりでも多くの子どもたちが、家庭内で、DVを目撃する(面前DV)などの暴力で傷つかないようにしたいとの考えのもと、暴力のある関係性を断ち切り、生活の再構築を望んでいる被害女性の方たちのサポートとして、「暴力のある環境に順応した考え方の癖の修正を踏まえながら、離婚調停などでDVを立証するために、現在に至る事実経過をまとめる」など、DV被害者支援に携わっています。
** 「DV被害支援室poco a pocoは、DV問題をどう捉えているか」、そして、「DV被害者支援としての立ち位置」については、カテゴリー「Ⅲ-1」『暴力の影響を「事例」で学ぶ。DVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き』の導入部分の「はじめに」で詳しく説明しています。

-対応事案-
1.離婚調停において、DVを立証する「現在に至る事実経過」の作成
 「婚姻破綻の原因は配偶者によるDVである」とする離婚調停(夫婦関係調整調停)において、妻への暴力を認めなかったり、「離婚する理由はない」と頑なになっていたり、逆に、「暴力を受けていたのは私の方だ!」と被害者を装ったりするケースで、DV加害者である夫ではなく、2名の調停委員(夫婦間に15歳以下の子どもがいるケースでは2名の調査官が加わることがあります)、審判官(調停の場には直接顔をだすことはありません)に対し、「妻が夫になにをされてきたのか」、「夫の暴力により妻はどのような状況におかれてきたのか」を正確に理解してもらう、つまり、「夫からの妻へのDVがいかに深刻なものであったかを伝える(立証する)」ために、DV被害の状況を「現在に至る事実経過」としてまとめるお手伝いをしています。
  詳しくは、カテゴリー「Ⅰ-I. 活動方針、問合せ・相談方法など」の①「<DV・性暴力被害相談。メール・電話、面談>..問合せ・相談、サポートの依頼。最初に確認ください。」、②「<DV・性暴力被害相談。メール・電話相談、面談>Ⅰ.夫からの暴力にもう耐えられないので、「話を聴いて欲しい」「どうしたらいいのか相談にのって欲しい」、または、「確認のための質問をしたい」という方へ」、③「<DV・性暴力被害相談。メール・電話相談、面談>Ⅱ.離婚調停で、DVのことを理解してもらえず、どうしたらいいのかわからないので、離婚調停に向けてのサポートを希望される方へ」にて確認いただければと思います。

2.“一時保護”を求めたり、被害届を提出したりするとき、DVの事実を伝える「現在に至る事実経過」の作成
  DVに耐え切れず、別れを切りだして家をでたものの、復縁を求めるために、DV加害者である配偶者(元を含む。同居していた交際相手(元を含む))が、職場や学校園で待ち伏せをしたり、電話やメール(LINEなどのSNSを含む)を繰り返したりするなど執拗に接触を試みているケースで、警察や女性センターなどの機関に相談したり、あるいは、「配偶者からの暴力の防止及びに被害者の保護等にかんする法律」にもとづく“一時保護”を求めたりするとき、「被害の状況やつきまとい行為の深刻さを的確に伝える」ために、DV被害の状況を「現在に至る事実経過」としてまとめるお手伝いをしています。
 詳しくは、カテゴリー「Ⅰ-I. 活動方針、問合せ・相談方法など」の①「<DV・性暴力被害相談。メール・電話、面談>..問合せ・相談、サポートの依頼。最初に確認ください。」、②「<DV・性暴力被害相談。メール・電話相談、面談>Ⅰ.夫からの暴力にもう耐えられないので、「話を聴いて欲しい」「どうしたらいいのか相談にのって欲しい」、または、「確認のための質問をしたい」という方へ」、③「<DV・性暴力被害相談。メール・電話相談、面談>Ⅱ.離婚調停で、DVのことを理解してもらえず、どうしたらいいのかわからないので、離婚調停に向けてのサポートを希望される方へ」にて確認いただければと思います。
* 性暴力被害を警察に告訴する(「被害届」の提出は捜査の強制力はなく、「受理=捜査」とするためには「告訴状」を提出する必要があります)ために、所轄の警察署、あるいは地方検察庁、弁護士に対し、「性暴力がどのようなもので、どのような状況でおこなわれたのか(性暴力の立証)」、「その性暴力がいかに深刻なもので、どのような後遺症(PTSDなど)を発症しているか(精神的苦痛)」を正確に伝えるために、性暴力被害の状況を「現在に至る事実経過」としてまとめるお手伝いをしています。
 サポートの手順は、「婚姻破綻の原因はDVにある」とする離婚調停において、DV被害(性暴力を含む)を立証するプロセスとほぼ同じです。


3.暴力のある環境に順応した考え方の癖(認知能力)の修正、気づきと学びのプログラムの提供
「自身がいま抱えている悩みや苦しみ、感情をことばにする」ことで、「自身の課題はここにある」と認識し、「これからの自分にとってなにをしていくことが必要か」という方向性を明確にしていくためのサポートをしています。「自身がいま抱えている悩みや苦しみ、感情をことばにして、自身の課題はここにあると認識する」ためには、①慢性反復的トラウマ体験となる虐待やDV被害、つまり、加害者に“なにをされてきたのか(どのような暴力を受けてきたのか、暴力がどのような状況で、どのようにして暴力がおこったのか)”、その暴力により“どのような状況におかれてきたのか”をことばにする(話をしたり、文字にしたりする)ことで再現し、文字にして再確認していく作業(トラウマの再体験)に加え、②暴力による後遺症に対する知識を持つこと、特に、慢性反復的トラウマ体験となる虐待やDV被害を起因とするうつ症状やパニック症状を伴うPTSD(心的外傷後ストレス障害)について正しく理解していただく必要があります。
このサポートの位置づけは、“ACカウンセリング”としていますが、「医療機関での治療に支障がでない」ことを優先します。そのうえで、受診している医療機関では、「心療内科(精神科)を受診しているが、心内をうまく話せない」「診療時間が短く、話したいことも話すことができず、疑問点などが解消できない」部分に対し、幾つかのワークシートへの書き込みを通じて補完していく役割となります。
 したがって、DV被害支援室poco a pocoのサポートは、「ワークシート(Word文書フォーマット)」とメール(状況・希望に応じて電話、面談)と通じて、「自身の心の問題と向き合い、心の問題と向き合うための知識を自身で得る」といった『気づきと学びのプログラム』です。
  詳しくは、カテゴリー「Ⅰ-N」の「<DV・性暴力被害相談。メール・電話相談、面談>Ⅲ.「暴力のある家庭環境で育ち、ずっと生き難さを感じていた」「心療内科(精神科)を受診しているが、心内をうまく話せない」「診療時間が短く、話したいことも話すことができず、疑問点などが解消できない」という悩みを抱えている方へ」にて確認いただければと思います。なお、「私は、こういった傾向や症状を苦しみ悩んできましたが、それは、育った家庭環境が影響しているのでしょうか?」、「ずっと、厳しく育てられてきたと思ってきましたが、親のこうしたふるまいは、暴力(虐待)にあたるのでしょうか?」といった疑問に対してもお応えしています。


(離婚調停などで、DV立証のためのサポートの基本姿勢)
 DV被害者が、「夫からの支配のための暴力・DVに、もう耐えることができない」と離婚を決意し、家をでるとき、配偶者から“なにをされてきたのか”、その結果“どういう状況におかれてきたのか”について、「どれだけ正しく認識できているか」がとても大切です。なぜなら、DV被害者自身が、DV被害を正しく伝えることができなければ、第三者に、配偶者からのDV被害にどれだけ苦しんできたのかなどを理解してもらうことができないからです。
ここでいう「正しく伝えること」とは、「ずっとツラい思いをさせられてきた」という“気持ち(感情)”ではなく、どのような状況で、どのような暴力がおこなわれてきたのかという“事実”のことです。
  しかし、被害者が、この「事実」を伝えることは簡単なことではないのです。なぜなら、第一に、そもそも人は、意見(気持ち)と事実を分けて考えたり、伝えたりすることが苦手だからです。特に、否定と禁止のメッセージを含むことばを浴びせられ自尊心が傷つき、自己肯定感が奪われ、「わたしそのものを認めて欲しい」と承認欲求が強くなっているときには、「私のツラく苦しい気持ちをわかって欲しい」という感情(気持ち)を優先します。人は、“感情の訴え”に対して「共感」が示されないと、少なからず拒絶(否定)された失望を覚えますが、被害者は、特に、この傾向が強くみられます。
第二に、認識している事実が、暴力に順応する考え方の癖(認知の歪み)にもとづいているからです。この暴力に順応する“考え方の癖(認知の歪み)”は、生まれ育った家庭の文化、つまり、親の価値観(道徳観や倫理観といった規範)、家庭のルールなどの規制といった“ものさし(判断基準)”を下地に、その後、配偶者や交際相手からの暴力の影響が加わり、その規定となる概念は強化されることになります。
それは、①配偶者から暴力を受けている“わたし”は、恥ずかしい存在と思っていたり、②「私が悪いから、いたらないから暴力を受けた」と、暴力の原因は自分自身にあると思っていたり、③ひとりで生活する寂しさを回避したい思い、経済的な不安感がやり直したい思いとなり、「きっと、結婚したら、彼は暴力をふるわなくなるのではないか」、「きっと、子どもができたら、夫は暴力をふるわなくなるのではないか」、「きっと、治療を受けたら、夫は暴力をふるわなくなるのではないか」と“根拠のない期待感”で、別れたくない思いを自ら正当化する理由をつくっていたり、④「子どもには父親が必要なのではないか」とDVのある(子どもには、精神的虐待を加えることになる)環境に留まる判断を正当化していたりする考えや行動に表れます。
つまり、人は、最初に、生まれ育った家庭環境で、暴力そのものをどう認識するかが規定され、その後、暴力のある環境に順応する、あるいは、暴力のない環境に順応した思考習慣を身につけていきます。「暴力のある環境に順応する」ということは、少しでも暴力を避けよう(回避)としてきた思考習慣(考え方の癖=認知の歪み)、つまり、夫の意に反しないように過ごしたり、夫の機嫌を損ねないように、夫の意に添うように先回りして考えたり、行動したりする思考・行動習慣のことです。
この夫の意に反しないように過ごしたり、夫の意に添うように先回りして考えたり、行動したりする思考・行動習慣の多くは、乳幼児期に、父親と母親のかかわりを見て、聞いて、察して、自身の規定としてきたものです。
この暴力に順応した考え方の癖(認知の歪み)が、暴力の事実認識を誤らせることになります。
また、無意識下で、ツラい体験や忌まわしい体験を記憶の外に追いやる(記憶を消し去る)ことで、暴力のある生活を続けてきている被害者が少なくありません。
問題は、DV被害者本人が、いま自分が上記のような状況にあるということを自覚できていないことです。
その結果、DV被害者でありながらDV被害の事実を伝えられず、DV被害者支援機関、警察、弁護士、離婚調停における調停委員から理解を得られず、理不尽な思いをさせられてしまうことが少なくないのです。
  DV被害者がDV被害を正しく認識するには、どのような暴力を受けてきたのか、暴力がどのような状況で、どのようにして暴力がおこったのかをことばにする(話をしたり、文字にしたりする)ことで再現し、言語化し、再確認していく作業が不可欠です。
この暴力の状況を再現し、言語化する作業は、PTSDの回復を意図した認知行動療法(暴露療法)としての第1ステップ(トラウマの再体験)となるものです。しかし、DV被害者にとって、この「トラウマの再体験(PTSDの主症状)」というプロセスは、再び、加害者から暴力を受けている恐怖が呼びおこされ、忌まわしいできごとが想起されることになります。そのため、トラウマの再体験とつながる行為、つまり、この暴力の状況を再現し、言語化する作業を心が強く拒絶することがあります(PTSD主症状の「回避」)。
  本来、PTSDを発症した人のペースにあわせて、第1ステップにとりかかるタイミングを見極めていくわけですが、DV離婚事件では、家庭裁判所が定める調停の「期日」に提出物の用意を間に合わせたりする必要があることから、この「期日までに、この作業をやり抜かなければならない」ことが、被害者にとって大きな障壁になります。
  DV被害支援室poco a pocoでは、「期日」という条件が伴うDV離婚事件において、「アボドケーター(支援者)」として、この「どのような暴力を受けてきたのか、暴力がどのような状況で、どのようにして暴力がおこったのかをことばにする(話をしたり、文字にしたりする)ことで再現し、言語化し、再確認していく作業」をサポートし、暴力を立証するためのレポート「現在に至る事実経過」としてまとめます*。つまり、「ワークシート(Word文書フォーマット)」に“なにをされてきたのか”“どのような状況におかれてきたのか”への書き込んでいただき、それらの情報をもとに、「現在に至る事実経過」として書きあげます。
* 被害者の指名で、そのまま家庭裁判所に提出していただけるものです。
被害者が、どのような惨いふるまいをされてきたのか、なにがおきていたのかを明らかにするプロセスを通じて、①暴力のある環境に順応してきた“考え方の癖”に気づき、その学び直しの必要性を理解し、同時に、②支配のための暴力による忌まわしい生活を断ち切り、そして、③暴力の事実をまとめたレポート「現在に至る事実経過」を通じて、女性センターなどのDV被害者支援機関や警察、委任契約を結ぶ(相談する)弁護士、離婚調停における調停委員に、「どのようなDVがあったのか」を認識してもらうためのサポートをしています。
DV被害支援室poco a pocoでは、この一連の流れを、“ひとつのプロジェクト”として認識し、「アボドケーター(援助者)」としての役割を果たしています。

  私は、あなたの苦しい気持ちを受け止められる近親者以外の第三者の中の“ひとり”です。当ブログに記載していく情報が、いままさにDV被害に苦しんでいるあなたにとって、なにかしらのお役にたてるなら幸いです。


DV被害からの回復とDV立証支援
母と子が暴力に怯えない、子が暴力を学ばない安全安心な暮らしを願って。
DV被害支援室poco a poco 庄司 薫



2011.6/29 再編集掲載
2011.7/10.10/6.11.12/1.5.30 加筆修正(お知らせ、お願い記載含む)
2012.1/21.2/17.3/11.3/15.4/19.5/12 加筆・修正
2012.5/15 「はじめに(お知らせ、報告を含む)。」を「はじめに(お知らせ、報告を含む)。」と「お知らせ(報告を含む)-2」の二つに分け、再編成
2012.11/19「ブログの構成と意図」を分け、再編成
2013.3/1 加筆
2013.4/26 ブログ再構成・再編集に伴う加筆・修正
2013.11/20.11/29.12/13.2014.1/9.3/10.5/11.6/28.2015.1/15 加筆・編集
2015.7/27.11/15 ブログ再構成・再編集に伴う加筆・修正
2016.5/20 ブログ再構成・再編集に伴う加筆・修正
2017.3/11 編集




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