あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅶ-2]<DV(離婚後のストーカー行為含)>新聞事件簿。身近な女性を救おう!

<毎日新聞>DV:「不起訴不当」議決 せめて真相を知りたい 父、再捜査に望み /北海道

 
 <時事通信>「時間止まったまま」=喪失感に苦しむ遺族―大川小 <SYNODOS JOURNAL >東日本大震災と日本の転機(3) 何が「正義」なのか?
4月23日(土)12時33分配信

◇娘は2年以上意識不明
 札幌検察審査会が20日付で「不起訴不当」を議決した札幌市のドメスティック・バイオレンス(DV)事件で、被害に遭った女性(23)の父親(51)が21日夜、毎日新聞の取材に応じた。女性は議決対象になった傷害事件の後、別の暴行を受けた直後にマンションから転落し、意識不明の状態が2年以上続いている。父は娘が再び目を覚ます奇跡を信じながら、「せめて真相を知りたい」と検察の再捜査に望みを託す。
 温かく、柔らかい手。父は長女の指を痛めないよう、力の入れ具合に気を使いながらマッサージをする。「早く良くなって家に帰るぞ」。そう呼びかけても、大きな目を開いて天井に向けたままの長女から、返事は返ってこない。
 09年1月7日、札幌で一人暮らしをしていた長女は、自宅マンション14階から転落した。父は母(49)と一緒に、何が起きたのか、友人や近隣住人を訪ねて回った。そこで浮かんだのは、同居していた交際相手(23)による暴力だった。
 08年8月、長女は「彼氏に殴られた」と言って病院を受診していた。医師に確認すると、胸や足、腕に傷や皮下出血があったという。隣人も、男の怒鳴り声を聞いて110番していた。転落事故後、引っ越しのため入ったマンション寝室の壁には、交際相手が開けた拳ほどの大きさの穴があった。
 父は09年6月、男性を傷害容疑で告発。男性は調べに対して暴力を振るったことは認めたが、10年8月に不起訴処分になった。密室で起こるDVは証拠収集が難しく、被害者の長女から裏付けの証言も取れない。納得がいかず、検察審査会に申し立てた。「どうして話してくれなかったのか」。娘の枕元で、悔しさをぶつけてしまったこともある。
 共働きの両親は、入院先の病院の近くにアパートを借りた。完全看護なので病院に任せることもできるが、意思表示ができない娘の代弁者になってやらないといけないと思っている。毎日、長い髪を結び、歯を磨いてやり、身体を硬直させないためのリハビリに付き添う。父はこの2年で、10キロもやせた。
 昨年、全国の警察が把握したDVの件数は、初めて3万件を超えた。だが、DV防止法違反や刑法犯罪などで検挙されたのは約2400件にとどまる。道内でも相談件数786件に対し立件は65件で、事件化されるのは氷山の一角だ。
 主治医には「娘さんは、これ以上は良くならない」と言われている。なぜ娘が病院にいて、自分が看病を続けているか、答えは出ない。それでも「目を覚ますのは、希望じゃなくて目標。そう信じないと、自分が生きていける自信がない」。
 21日受け取った議決書には「転落事故で意識不明の重体が続き、極めて深刻」との言及があった。市民の中から選ばれた審査員に、思いが通じた気がした。真相が明らかになることが長女のためにもなると信じ、父は再捜査の結果を待つ。【久野華代】



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