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[Ⅶ-22] 継続情報<震災・地震/火山/氾濫>ストレスとトラウマ、命と心を守る

<読売新聞>[緊急連載] 震災の現場から(10)関節リウマチ 心労で悪化

 
 <サンデー毎日>サンデー時評:「言葉の力」が衰えたのはなぜか <読売新聞>[緊急連載] 震災の現場から(13)前線の病院を後方支援
 生物学的製剤による治療を受けるリウマチ患者(手前) 宮城県石巻市の主婦、渥美美代子さん(66)は震災の発生から9日間を市内2か所の避難所で過ごした。
 震災直後の避難所は、食べ物が不足し、持参したアメ玉などで飢えをしのいだ。暖房もなく、体が芯から冷えた。不安で夜も眠れない。心労がたたったのか、持病の関節リウマチが悪化し、左手首が痛み出した。
 関節リウマチは、細菌やウイルスから体を守る免疫機能が異常をきたして自分の細胞を攻撃し、関節に炎症が起きる。進行すると関節が壊れて変形する。
 渥美さんは3年前から症状が進んだ。痛みや腫れは、手や足など、ほぼ全身の関節に広がっていた。
 昨年2月、知人に紹介された東京医大医学総合研究所所長の西岡久寿樹(くすき)さんを受診。西岡さんが診療する霞が関アーバンクリニック(東京・霞が関)に月2回通い、免疫作用を抑える生物学的製剤を注射し、関節の腫れや炎症を抑えるステロイドなどを服用していた。
 今は、避難所から同県東松島市の実家に移ったが、震災後、東京への通院はできないままだ。東北新幹線が一部しか開通しておらず、車も津波で流されたからだ。渥美さんは「痛みが強くなっても耐えるしかない」と不安を隠せない。
 西岡さんは「治療を中断したら2~3か月で症状が悪化することが多い。精神的な負担も痛みを強くする」と懸念する。渥美さんには地元で必要な薬剤をなんとか取り寄せるよう助言した。
 関節リウマチの患者は全国で約70万人。渥美さんのように治療の中断に追い込まれた患者は、被災者の中にも多数いると見られる。
 1995年の阪神大震災の時に関節リウマチ患者の治療にあたった松原メイフラワー病院(兵庫県加東市)院長の松原司さんは、「被災地では薬が手元にそろっていない患者が多かった」と振り返る。松原さんは「避難所で役場の担当者に頼むなどしてステロイドだけは手に入れたい」と指摘。服用を突然やめると、痛みや炎症が再び強まるだけでなく、低血圧や低血糖などの症状が起こる懸念がある。生物学的製剤や免疫抑制剤を使っている人は免疫力が低下しており、感染症にかかりやすい。松原さんは「被災地では自分で判断せず主治医に相談して薬を使ってほしい」と話す。

 日本リウマチ財団は、東日本大震災を受け、治療相談を受け付ける全国の医療機関をホームページで公開している。「主治医と連絡がとれない人などは活用してほしい」としている。

 【日本リウマチ財団のホームページ】
http://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/index.html

(2011年4月5日 読売新聞)



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