あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅶ-22] 継続情報<震災・地震/火山/氾濫>ストレスとトラウマ、命と心を守る

<読売新聞>[緊急連載] 震災の現場から(9)安心できる育児の場を

 
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 生後1か月になった次男、琉心君を抱く阿蘇さん テレビから突然、緊急地震速報の警報音が鳴り響いた。3月11日、仙台市の阿蘇陽子さん(31)は、そばで寝ていた産後15日の次男、琉心(りゅうしん)君を抱きかかえ、自宅の外に飛び出した。直後に激しい揺れが襲う。思わず琉心君を強く抱きしめた。
 揺れがおさまると、自宅に戻っておむつと粉ミルクを急いで取り出し、車で近くの中学校に避難した。夫と長男、長女とはその日の夜までに再会できた。
 余震が続く中、2日間を車の中で過ごした。琉心君は、地震の恐怖からか泣きやまない。粉ミルクを与えていたが、水事情が悪く、母乳しかあげられなかった。阿蘇さんは「子育てしづらい状況が長引くと子どもに悪影響が出るのではないか」と不安を募らせる。
 被災地では乳幼児を抱える家族への手厚い支援が求められる。
 「震災翌日に出産した母子がいる。家が津波で流され、退院後の行き場がない」。NPO法人「いわて子育てネット」理事長の村井軍一さんは、岩手県立宮古病院(同県宮古市)の産婦人科医から相談を受けた。
 村井さんは県とも話し、17日から盛岡市内の宿泊施設で乳幼児がいる被災者家族を受け入れた。これまでに宮古市や大槌町などから5組の家族が入所した。
 村井さんは「避難所は感染症にかかりやすく、赤ちゃんにとって好ましい環境ではない。母親が安心して子育てできる場所の確保が急がれる」と指摘する。
 宿泊施設には同ネットがそろえた粉ミルクやおむつ、乳幼児の服がそろう。原則として1週間滞在でき、その後も自宅に戻れない場合は、市内のアパートに移る。生活費は同法人が負担する。
 被災地での不自由な生活で母親のストレスが増えると、母乳の出方も悪くなる。日本助産師会専務理事の岡本喜代子さんは「母乳が出なくなっても赤ちゃんにおっぱいを吸わせることが大事。母子ともに精神が安定する。落ち着けば母乳も出るようになる」と助言する。
 母親の体が冷えないようにすることも重要だ。免疫力が落ちたり下痢をしやすくなったりし、母乳の出方にも影響するからだ。
 同会は全国の宿泊可能な助産所で出産1年以内の母子を最大1か月間、受け入れることにした。岡本さんは「育児環境を整えるため、一時的に被災地を離れるのも一つの方法だ」と話す。

【産後の母子の受け入れ窓口】
 ■NPO法人いわて子育てネット ((電)019・652・8636)
 ■日本助産師会 ((電)03・3866・3062)

(2011年4月4日 読売新聞)



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