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[Ⅶ-22] 継続情報<震災・地震/火山/氾濫>ストレスとトラウマ、命と心を守る

<緊急連絡>[緊急連載] 震災の現場から(2)絶望、自責…心の傷深く

 
 <読売新聞>[緊急連載] 震災の現場から(3)抗がん剤中断 一人悩む  <読売新聞>[緊急連載] 震災の現場から(1)呼吸器電源 確保に奔走
 宮城県東松島市の避難所で被災者に心のケアをする精神科医の桑原斉さん(右) 津波の被害が激しかった宮城県東松島市の保健師、門脇裕美子さん(33)は、避難所巡回の帰り道、国道の真ん中でひとり立ちすくみ、号泣する中年男性に出会った。巨大地震の直撃から1週間後のことだ。
 「日にちもたったから、もう生きてないでしょう。せめて遺体だけでも……」
 男性は、おいと車に乗っていた時に津波に遭い、おいだけが流された。この日まで必死に捜し回ったが、それまで張り詰めていた心がぽっきり折れたようだった。落ち着くまで道路脇で話を聞き、いつでも保健所を訪ねるように伝えた。
 「私だけが生き残ってしまった」「不安で眠れない」「津波を思い出して苦しい」
 避難所でそんな声をよく聞くようになったのも、この頃からだ。家族や家を失ったショック、避難所生活のストレスで、心身の不調を訴える人が増えている。
 「命が助かった興奮や生活の混乱から落ち着き、現実に向き合う時。何もかも失って、今後何を支えに生きればいいのか、絶望を感じ始めている」と門脇さんは語る。
 日本赤十字社は14日、宮城県石巻市の石巻赤十字病院に「こころのケアセンター」を設置。臨床心理士と看護師が、被災者や救護にあたる職員の心のケアを始めた。同市では、門脇さんら避難所を回る保健師が、心のケアが必要だと感じた被災者を精神科医や看護師らが訪問する活動も始まった。
 家族全員が津波で流され、避難所で暮らす40歳代の女性は「私一人が生き残ってしまい、つらい」と保健師に明かし、泣き続けた。保健師や看護師がこまめに訪問することが決まった。
 ストレスに弱い精神病患者も深刻だ。薬が切れ、慣れない環境で不安感が高まり、幻聴や幻覚を訴える人も多い。手洗いなど、同じ動作を繰り返す強迫性障害の男性(32)は「避難所に入ってからトイレが近い。イライラする」と訴え、精神科医に不安を抑える薬を処方された。
 被災者の救護に当たる職員のケアも欠かせない。
 門脇さん自身、被災後4日目まで両親の安否がわからないまま働いた。自宅に一度も帰らず働き続ける職員も多い。強制的に交代で休憩を取ることを検討している。
 同病院のこころのケアセンターは、足湯やマッサージを提供する職員向けの休憩所を用意。心配な症状がある人は、臨床心理士が相談に乗る体制を取る。
 石巻市の避難所を巡回した東大病院の精神科医、桑原斉さん(36)は、「心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状が増えるのはこれから。継続的な支援が必要だ」と訴える。

(2011年3月24日 読売新聞)



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