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[Ⅶ-22] 継続情報<震災・地震/火山/氾濫>ストレスとトラウマ、命と心を守る

<ダイヤモンドオンライン>被災者からもらった「希望」  被災地に入ったボランティア医師の奮闘日誌(4)

 
 <ダイヤモンドオンライン>咳ひとつで広がる感染、眼の病気に悩む人たち…今起こっている「心配なこと」 被災地に入ったボランティア医師の奮闘日誌⑤  <ダイヤモンドオンライン>海水の引かない道を進み、瓦礫の山を登りつつの戸別訪問  被災地に入ったボランティア医師の奮闘日誌③
裴 英洙 [神奈川県災害医療チーム(JMAT)、ヘルスケアクリニック厚木 医師]
3月28日(月)10時52分配信

 3月11日に発生した東日本大震災。多数の死傷者が出て、壊滅的な打撃を受けた被災地・石巻の赤十字病院へ、日本医師会が派遣する災害医療チーム「JMAT」(ジェイマット)の一員として派遣された30代医師の現場レポートを、可能な限りリアルタイムに更新していく。災害そして医療の現場で、日々何が起こっているのか。

 この緊急連載では、被災地入りしたボランティア医療チームが見た「日常」をそのままお知らせしている。
 前回までは病院や日中の活動について書いたが、今日は医療チームの生活事情について報告したい。
 我々は石巻市から自動車で1時間半ほどにあるビジネスホテルに宿泊している。
 そこは、水道や電気は通っているものの依然としてガスが止まっている。
 お湯が出ないので、風呂に入っても冷水しか出ないし、食事も冷えたものしかない。それでも、石巻赤十字病院の駐車場でテントを張って暮らす医療チームに比べれば、ずいぶんと恵まれている。
 我々チームのガソリンが底をつき始めた。まだ道路の舗装が十分ではないためにデコボコしており、車が揺れるせいか、ガソリンの減りが早い気がする。
 石巻市内のガソリンスタンドでは、相変わらず大規模なガソリン待ちの行列が続いている。中には、昨晩から自動車だけをそこに止めて行列に加わっている人もいる。災害支援のチームは特別に4000円分のガソリンを給油できることになっているが、途中でガソリンの在庫がなくなり店を閉めるスタンドが多いため、ガス欠におびえながら何度も行例に加わった。
 今日の昼食は、昨晩仕入れたドーナツだ。石巻市内から35キロ程度離れたところにあるドーナツショップが開いているという情報を聞いたので、昨晩事務局員が仕入れてきてくれた。
 神奈川を出るときに、レトルトカレーやインスタント麺を仕入れ、ガスコンロを現地に持って行ったはいいが、実際の医療活動中に悠長にお湯を沸かす暇がない。移動中は時間があるものの、当然、車中でガスコンロを使うのは危険だ。昨日はそんな事情から昼食を抜いてしまったので、あらかじめドーナツを買い置きしていたのだ。
 今日は、石巻赤十字病院であたたかいうどんがふるまわれた。被災して2週間経つが、病院のスタッフたちによると初めてのあたたかい食べ物だそうだ。
 まだ宮城県は寒いので、温かい食べ物が何よりおいしい。病院のスタッフたちに「今、うどん以外で何が食べたいですか?」と聞くと「果物」という答えが返ってきた。
 確かに、おにぎりやパンなど炭水化物が中心で、輸送しにくく保存もきかない果物はほとんど見かけない。フレッシュな果物が食べたいと言う気持ちは、被災地に入って2日目の私も十分に理解できる。
 今日(3月25日)一日で印象に残ったのは、被災者たちが明るくふるまってくれたことだ。
 被災地の住宅を戸別訪問して、「何か(体の具合が)悪いところは?」と聞くと、笑いながら「俺は頭が悪いこと以外は大丈夫」だとか「お医者さんこそ、古釘を踏み抜かないようにしてくださいね」と話してくれる被災者もいた。
 前回の連載(第 3回)で書いたとおり、被災地は瓦礫の山。よく見るとあちこちに古い釘が突き出ていたり、散らばったりしている。被災地では今も危険と隣り合わせだ。
 未曾有の災害に直面しているにもかかわらず、明るくふるまい、他人をいたわってくれる人たちを見ると、胸が熱くなる。




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