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[Ⅶ-22] 継続情報<震災・地震/火山/氾濫>ストレスとトラウマ、命と心を守る

<ダイヤモンドオンライン>雪降る中の現地入り 被災地に入ったボランティア医師の奮闘日誌①

 
 <ダイヤモンドオンライン>津波前後、犬に噛まれて化膿した被災者たち  被災地に入ったボランティア医師の奮闘日誌② <産経新聞>子供のストレス障害に注意「大人が安心させて」
裴 英洙 [神奈川県災害医療チーム(JMAT)ヘルスケアクリニック厚木 医師]
2011.3.25

 3月11日に発生した東日本大震災。多数の死傷者が出て、壊滅的な打撃を受けた被災地・石巻の赤十字病院へ、日本医師会が派遣する災害医療チーム「JMAT」(ジェイマット)の一員として派遣された30代医師の現場レポートを、可能な限りリアルタイムに更新していく。災害そして医療の現場で、日々何が起こっているのか。

3月24日 深夜の現地入り
 日本医師会が派遣する災害医療チーム「JMAT」(ジェイマット)の一員として、神奈川県医師会から宮城県の石巻赤十字病院に派遣されることになった。JMATとは、医師や看護職員、事務職員(運転手)等で構成される災害医療チーム。3日~1週間程度、岩手や宮城、福島、茨城の各県に滞在し、現場の医療チームをサポートするのが使命だ。
 医療者として少しでも被災地の方々のお手伝いが出来たらと思い志願した、いわゆる「ボランティア医師」である。
 我々のチームは、医師と放射線技師、事務職員の3人。3月23日(水)の21時ごろに神奈川県厚木市を出発し、24日(木)の早朝に石巻市に到着した。出発時は、雪が降っていたので渋滞になるかと思ったが、予想していたよりは高速道路は空いていた。
 仮眠を取った後、午前6時に石巻赤十字病院に入り、7時から現地の医師とミーティングした。すでに全国の赤十字病院、都道府県医師会、その他医療機関から、約40の医療チームが現地入りしているらしく、東京からもJMATのチームが参加していた。

直接外傷を受けた人は少ないが…
 我々のチームに最初から何か役割が与えられているわけではなかった。現場の医師からは「どういう医療サポートが出来るか?」と尋ねられたので、「避難所の人たちの健康管理を支援したい」と答えた。他には、病院に残って、急性期の患者の治療をサポートする選択肢もあったが、やめた。今回の大震災は通常の地震とは違い、地震や火事で直接外傷を受けた人は少ないと聞いたからだ。

 避難所にいる人たちの健康管理でポイントとなるのが、慢性疾患と心のケアだ。外傷は少ないものの、精神的に大きなダメージを受けているうえ、長期間にわたる避難生活で疲労も蓄積しやすい。比較的日中は、避難所にいる人たちも外出していることが多いと聞いたので、自宅で避難生活を送っている人たちを戸別訪問して、健康に関する悩みを聞いていこうと思う。石巻赤十字病院でも、避難所以外の人たちが健康に関するどのような悩みを抱えているのか、十分には把握できていないのが現状らしい。

今足りないものは、小児用シロップ容器
 石巻市では、石巻赤十字病院以外に機能している基幹病院がないという。この病院のように、電気やガス(一部)、水道が開通しているところもまだ少ないようだ。全国から石巻市宛に送られてくる薬剤の大半はここに集められ、被災者の治療のために使われている。
 薬剤師からは、小児用シロップ容器(30~100ミリリットル)が足りていないという話を聞いた。現場の医師によると、便秘や花粉症などの症状で悩む被災者は多いものの、「症状が軽いから」と自ら治療を願い出る人は少ないという。
 まだ到着間もないため、具体的に何もできていないが、できるだけ被災者の人たちが健康になるよう支援していきたい。

 このようにとりとめのないレポートになってしまうと思うが、できる限り、我々ボランティア医師ならびに医療関係者が被災地の現場で一日何をしているのかを、包み隠さず皆さんにお伝えしたい。自分に与えられた時間は、極力現地での医療活動に充てたいと考えているため、日誌形式になってしまうことをお許し願いたい。

 刻一刻と状況が変化している被災地。私自身、まだ「全体像」はつかめていない。大震災と立ち向かっていくのは、これからである。
 被災地の現場、とりわけ医療の現場で何が行われているのか。被災地の人々の暮らしはどうなっているのか。
 被災地の「今」を知る一つの情報をとして、この「業務日誌」が皆さんのお役に立てれば、またこの記事を読んだ関係者の皆さんが「次の一手」を判断する手がかりとなればと思う。


■3月24日(木)
早朝 宮城県・石巻(現地)到着
仮眠
AM6:00 石巻赤十字病院に入る
AM7:00 現地医師とミーティング、活動開始



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