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[Ⅶ-3]<デートDV。ストーキング・リベンジポルノ>新聞事件簿。嫉妬・執着

<産経新聞>叶わぬ恋仲が殺意に…28歳人妻と23歳学生

 
 <NEWS ポストセブン>教師と性的関係の高3女子 ショックで通学できない生徒も <産経新聞>積み重ねた嘘の果て…夫婦殺害後、妻も殺して自殺した“ペテン男”
2011/02/05 19:32更新

【衝撃事件の核心】

 瀬戸内海を望む香川県さぬき市の風光明媚(めいび)な展望台で昨年、男性会社員が妻とその交際相手の男に殺害される事件が起きた。殺人容疑などで逮捕、起訴された女は夫と一回り離れた28歳の若妻、共犯の男は女より5つ年下の23歳の専門学校生だった。県警の調べに、いずれも「不倫がばれたので殺した」と供述する。地域のスポーツイベントで出会い、決して結ばれることのない恋仲に陥った人妻と学生。夫を焼身自殺に見せかけて殺害し、証拠隠滅のため放火を繰り返すなど、大胆な犯行で熱愛を貫き通そうとしていた。(永田岳彦)

 さぬき市は高松市の東に隣接する人口約5万5千人のまち。北部の大串半島には大串自然公園が広がり、高台にある展望台からは瀬戸内海の景勝が一望できる。その展望台で昨年11月3日夜、駐車中の乗用車から出火し、車内の焼け跡からさぬき市志度の会社員、城寿人さん(39)が遺体で見つかった。
 焼身自殺とも考えられたが、遺体の損傷は激しく、遺体から睡眠薬の成分、車体からは灯油の成分がそれぞれ検出され、県警は殺害後に放火した疑いが強いとみて捜査を開始。約1カ月後、妻の可奈子被告(28)=殺人罪などで起訴=と、その交際相手だった同市志度の専門学校生、高橋淳希被告(23)=同=を逮捕した。
 捜査幹部によると、可奈子被告は逮捕前、県警の事情聴取に「10月31日の朝、目を覚ましたら、夫がいなくなっていた。夫は最近仕事で悩んでいた」と、自殺をほのめかしたという。
 しかし、城さんの会社の同僚や知人は「仕事で悩んでいた様子はなかった」と話し、可奈子被告が城さんの捜索願も出していないなど不審な点が多かった。さらに、可奈子被告と高橋被告が交際していたことが浮かび上がり、2人を追及したところ、「焼身自殺に見せかけた」と犯行を自供したという。

 ■“良妻”と“勤勉学生”
 城さんと可奈子被告は約8年前に結婚。7歳の長男と、4歳の長女の2人の子供がおり、傍目には仲むつまじい夫婦で、幸せそうな一家に映っていた。
 近所の男性は「休みの日に家族でバーベキューするだんらんの風景も見たことがある。(いまだに事件が)信じられない」。近くの女性も「(可奈子被告は)子供の面倒をよく見る母親だった。(城さんの)葬式でも、喪服姿で『残された子供たちのためにがんばりたい』と涙ながらに話していたのに」と振り返る。
 交際相手だった高橋被告は、城さん宅から東に約1・5キロほど離れた場所に家族と住んでいたが、近所の住人は「元気でまじめな子で、専門学校でも熱心に勉強していると聞いていた」と驚きを隠さない。
 その2人が出会ったのは1年ほど前、同市内で行われた地区のソフトバレーボール大会だった。それぞれ別のチームに所属していたが、合同練習などで意気投合し、交際するようになったという。
 2人の共通の知人は「春の大会で高橋被告が可奈子被告の荷物を運んだり、試合で互いに応援してたりしている姿を見て、非常に仲がよさそうだと思った」と顧みる。

 ■不倫発覚で殺意
 交際は周囲に知られることなく続いていたが、10月中旬に可奈子被告が高橋被告に送ったメールがあだとなった。携帯電話のメールに城さんが気づき、ついに不倫が発覚した。
 可奈子被告は城さんの説得に努め、離婚などを求めた。しかし、応じてもらえず、不倫を強く責められ、ときには手を挙げられることもあったという。
 2人は駆け落ちも考えたが踏み切れず、「殺すしかない」と決意。練炭自殺や洗剤を混合させて塩素ガスを発生させる方法などをインターネットで調べたほか、可奈子被告は知人から睡眠薬を入手し、睡眠薬入りのチョコを作るなどして、自殺を偽装した殺害の準備を進めた。
 10月31日夜、城さんが地区の秋祭りから酒に酔って帰宅するのを見計らい、殺害を決行。「ラーメンを食べにいこう」と言い出した城さんを、可奈子被告が乗用車に乗せ、睡眠薬を入れたペットボトル入りの飲料を車内で城さんに飲ませて眠り込ませた後、高橋被告と展望台で合流した。
 当初は可奈子被告が自宅から持参した洗面器に洗剤を混合させて車内におき、塩素ガスを発生させて城さんに吸い込ませようとしたが、ガスでむせた城さんが目を覚まし、車外に脱出したため、高橋被告が木製バットで頭を数十回殴打。ぐったりした城さんを再び車内に押し込んだ後、車両火災で自殺したように見せかけるため、車内に灯油をまきライターで火をつけた。

 ■入念な偽装工作
 犯行後、2人はそれぞれ自宅に戻り、普段通り生活していたが、ニュースなどで車両火災が報じられなかったため不安になった高橋被告が現場に確認に行くと、城さんは死亡していたが、車の窓を閉めた状態で放火したため火の回りが不十分で、車も遺体もほとんど焼損していなかった。
 このため、2人は11月3日深夜、再び現場を訪れ、窓を開けた状態で灯油を前回より多くまいて放火。遺体や車に不審点を残さないようにするため、火を激しく燃え上がらせたという。
 2度にわたって放火したことについて、2人は「証拠を消したかった」と供述しているというが、ある捜査幹部は、睡眠薬を準備したことやバットで数十回殴ったことなども踏まえ、「かなり強い殺意と計画性があった」と指摘する。
 可奈子被告は殺害後、市役所に就学援助金の申請をしたり、「生活費や子供のために」と、城さんが掛けていた保険金から600万円を受け取っていた。不倫が発覚したことによる殺害で、保険金目的の犯行ではなかったが、夫への殺意とは対照的に、夫との間に生まれた子供たちには愛情を注ぎ続けていたことがうかがわれる。
 県警は1月11日、可奈子被告を保険金600万円をだまし取った詐欺容疑で高松地検に追送検。高松地検は2月2日、全額弁済しているなどとして、起訴猶予処分とした。これで一連の捜査は終結し、舞台は法廷に移る。
 これまでの調べに、2人は「(城さんには)申し訳ないことをした。冥福(めいふく)を祈っている」と供述しているというが、「関係を続けられなくなる」との思いから殺人にまで至った不倫の果てに、どのような法の裁きが下されるだろうか。




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