あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅶ-1]<DV・虐待・性暴力被害データ。支援・対応の現状>新聞事件簿。

<毎日新聞>DV:相談、最多383件 立件倍増、深刻化--県警10年統計 /青森

 
 <毎日新聞>DV被害の妻の住所、夫に教える 謝罪し示談成立 ・仙台市 <MyMed(マイメド)>被虐待症候群
2月13日(日)11時11分配信

 県警に昨年寄せられたドメスティックバイオレンス(DV)の相談は383件と、統計をとり始めた02年以降で最多となった。刑事事件として立件されたケースも前年から倍増するなど深刻化している。心に傷を負う女性が増える中、NPO法人「ウィメンズネット青森」は心理学を踏まえた被害者支援プログラムを導入するため、インストラクター養成に乗り出した。【高橋真志】
 昨年の相談383件は前年(208件)より175件多く、5年前の3倍以上に上る。DVに対する社会の理解が進んだため、以前から悩んでいた女性が相談に訪れるようになったとの分析もある。暴行や傷害、住居侵入などの容疑で立件されたケースも53件で前年(20件)より33件増えた。
 今年もDV相談の中で事件に発展したケースもあった。
 今月9日には五所川原市で会社員女性(33)が内縁関係にあった無職の男(43)に自宅脱衣場で監禁され、駆けつけた警察官に興奮した男が女性に刃物を突きつける事件があった。この女性は昨年末、DV相談で五所川原署を訪問していた。今回は、その際の助言通りに110番して助けられた。

◇NPO、支援インストラクター養成
 ネット青森はDV被害の女性支援に特化して活動している。電話で週2回、面接で週1回、相談会を開いており、毎回数人から悩みが寄せられるという。
 相談者は10~70代と幅広く、最も多いのは40~50代の主婦。会社員らボランティアのメンバーが応対し、必要なら弁護士や医師らに助言を求める。
 「被害者の自覚がない場合は深刻」。ネット青森の鹿内文子理事長(74)が表情を曇らせる。「好かれているから暴力を振るわれる」「愛されているから束縛される」。被害女性は無力感から思考停止に陥りがちという。鹿内理事長は「現状を正しく認識することが出発点になる」と指摘する。
 01年のDV防止法施行後、夫婦間では身体的な暴力が減る一方で、精神的、経済的な虐待が増えているという。「十分な生活費を渡さないのに働くことを許さない」「食べさせなければ生きられないだろうと言われる」。主婦たちの訴えは切実だ。夫たちは離婚協議などで「しつけ」と弁解することもあるという。
 離婚が成立しても心の傷は何年も残る。このためネット青森は米国で作られたプログラム導入を決めた。癒やし効果のある香りや音楽の力も借りて苦悩の根源を探り、回復につなげる内容だ。
 東京都のNPOから講師を招き、先月からインストラクターの養成講座を開いている。養護学校教諭や女性相談所職員ら25人が受講している。3月には県内初の資格者が誕生し、支援活動に当たる見込みだ。
 鹿内理事長は「声を上げることが何より重要。助けてくれる人は必ずいる。一歩踏み出す勇気を持ってほしい」と訴えている。
 電話相談は水曜正午~午後2時、金曜午後6~8時。面接は水曜午後2~4時で予約が必要。問い合わせは(電話017・752・0807)。

2月13日朝刊



※ ブログ『面前DVの早期発見、早期支援。あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?』は、「DV被害支援室poco a poco(代表 庄司薫)」の活動、つまり、「ひとりでも多くの子どもたちが、家庭内で、DVを目撃する(面前DV)などの暴力で傷つかないようにしたい」との考えのもと、つまり、「暴力のある環境に順応した考え方の癖の修正を踏まえながら、離婚調停などでDVを立証するために、現在に至る事実経過をまとめる」など、DV被害者支援に携わってきた活動をブログで公開しています。
 この「第七部 新聞事件簿(カテゴリーⅦ1-Ⅶ22)」は、ブログの“礎”となる『DV被害者支援、1年間の記録。ドキュメントDV。恐怖で家に縛られ、卑下・侮蔑された11年(カテゴリー「Ⅱ」)』、『暴力の影響を「事例」で学ぶ。DVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き(カテゴリー「Ⅲ1-Ⅲ9」)』を“補完”するもので、新聞事件簿の「22分野」については、カテゴリー「Ⅰ」の中の「ブログの構成と意図② 第七部-新聞事件簿」に、それぞれの意図などを整理しています。

DVの本質は、本来対等であるはずの男女(夫婦間、交際者間)の関係に、上下の関係、支配と従属の関係を成り立たせるためにパワー(力)を行使することですから、“関係性”で理解する必要があるわけです。つまり、「上にたとう(支配しよう)とする者」と「下におかれる(支配され、従属させられる)者」という“関係性”であることから、①カテゴリー[Ⅲ-2]「Ⅰ-3.DVは、夫婦の関係、親子の関係になにをもたらすか(1)-(6)」、②「Ⅲ-2」「Ⅰ-4-(2)デートDVから結婚に至る経緯」に目を通していただければ、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法、いわゆるDV防止法)」第二条の三にもとづいて作成される「都道府県(市町含む)基本計画」の中で「対象とする暴力として、身体的暴力、性(的)暴力、精神的暴力、経済的暴力がある」との記載が意味するものについて理解を深めていただけると思います。
 そのうえで、本記事のテーマ、相反する拒絶と受容のことばやふるまいを繰り返されることにより思考混乱をおこし、暴力の恐怖により機嫌を損ねないように意に添うようにふるまうなど、暴力に順応することで生活を続けざるをえなくなった、つまり、暴力のある環境で生活を続けること=マインドコントロール下におかれてきたのかを理解していただくには、加害者特性の理解、つまり、DV加害者がどのようにふるまうのかを理解すること、その支配するための暴力により、被害者はどのような“負”の思考パターンに陥っていくことになるのかを理解することが大切です。
 そこで、③カテゴリー[Ⅲ-6]「Ⅳ-24.DV加害者に共通する行動特性」に目を通していただき、その中で説明している「感受性訓練に似通った言動パターン」を頭に入れて、④カテゴリー「Ⅲ-2」「Ⅰ-5.被害者心理。暴力で支配、マインドコントロールされるということ」に目を通していただくことによって、“人との関係性”のいう捉え方でDVを認識することがいかに重要なことなのかを理解していただけると思います。
 また、生活を共にしていた交際相手(元を含む)、あるいは、配偶者からの暴力から逃れるために女性センターや警察を通して施設への一時保護を求めたリ、地方裁判所に保護命令の発令を申立てたりすることについては、⑤カテゴリー「Ⅲ-6」「Ⅳ-21.一時保護の決定、保護命令の発令。「身を守る」という選択」で、さらに、⑥「婚姻破綻の原因はDVにある」として、家庭裁判所に離婚(夫婦関係調整)調停を申立てるときには、「Ⅳ.「婚姻破綻の原因はDVにある」ときの離婚(21-26)」において、DV事件特有の問題、そして、それに準じた考え方の重要性などを理解していただけると思います。
 加えて、暴力のある家庭環境で子どもを育てることは、面前DVとして、「児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)」では“精神的虐待”とみなされることから、暴力のある家庭環境で育ち、再び、交際相手や配偶者から暴力を受けることになった被害者も併せて、⑦「Ⅲ-2」「Ⅰ-1.虐待の発見。DV家庭における子ども」、「Ⅲ-4」「Ⅱ.暴力のある家庭で暮らす、育つということ(6-12)」において、子どもへの心身への影響についての理解を深めていただければと思います。
 なお、「DV被害支援室poco a poco」では、DV被害者支援として、ア)女性および母子への暴力・DVへの相談、イ)「婚姻破綻の原因はDVにある」とする離婚調停に向けての支援、ウ)暴力(「暴力のある家庭環境で育った」を含む)で傷ついた心のケアをおこなっています。最初に、カテゴリーⅠ「はじめに」に目を通していただければと思います。




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