あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅶ-2]<DV(離婚後のストーカー行為含)>新聞事件簿。身近な女性を救おう!

<ライブドア・ニュース>ドメスティック・バイオレンスを考える(3) 暴力の連鎖防ぐ 加害者更正

 
 <ライブドア・ニュース>ドメスティック・バイオレンスを考える(4) DV問題 後進国ニッポン <ライブドア・ニュース>ドメスティック・バイオレンスを考える(2) 暴力が暴力を生む”DV”問題
2006年07月06日

こんな話がある。ある日本人家族が米国に観光旅行に行った。カリフォルニア州のテーマパークを訪れたときのこと。ちょっとしたいさかいから、夫が妻の体に暴力を振るった。夫はその場で逮捕され、州法により定められたDV加害者更正プログラムの受講を条件に執行猶予。裁判命令で52週間のプログラムを受けることになった―。
 DV問題で日本の20-30年先を行くといわれる米国では、裁判所などからの法的な命令で、DV加害者に更正プログラムを受講させることができる。英国、カナダ、韓国、台湾などでも同様の措置が講じられているが、日本でのDV加害者への対応はどうだろう。加害者更正プログラムに携わる市民団体「アウェア」の山口のり子代表に話を聞いた。

アウェアが行う加害者更正プログラムとは?
 加害者更正プログラムは、DV被害者支援のひとつの形だと、私は思っている。DV問題先進国の米国カリフォルニア州法で定められた「教育プログラム」を応用したもので、期間は1年間、毎週2時間のプログラムとなっている。

プログラムでは具体的に何をするのか?
 10人ほどのグループで、価値観や考え方について話し合う。お互いに指摘し合ったりする中で、自分がとった暴力行為はDVであると認識させる。自分のしたことを認め、そのあと価値観を変えていく。教材を使いながら、「相手の気持ちや痛み」「子どもへの影響」などのテーマを話し合う。

プログラムを指導するのは?
 カリフォルニア州では「ファシリテーター」という資格を持つ人が行っている。私自身もカリフォルニアで講習を受けた。

効果は上がっているのか?
 実際、「この人は変わったな」と思える人は、10人に1人。途中でやめてしまう人もいるし、1年経っても変わらない人もいる。間違った価値観や考え方に基づく根深い問題なので難しい。

加害者は進んでプログラムを受けに来るのか?
 妻や家族を失う危機感に直面して、自らプログラムを受けに来る人が多い。妻が家を出たり、離婚を切り出したりして、「これはまずい」と思い始めるようだ。加害者自身、どこかで罪悪感のようなものを感じているように見える。

途中でやめてしまう人もいるようだが、そのような人たちに何か働きかけはできるのか?
 日本では米国のように(更正プログラムを受けさせる)法的な強制力がないので、やめてしまう人に何の働きかけもできない。また、来ようという意志のない人に対しても何も働きかけることができず、法整備を待つしかないのが現状だ。

法整備をする上で難しい点とは?
 ひとつは、「変わる保証がない加害者に、税金を使って更正プログラムを受講させるのか」という点。ふたつめは方法の難しさ。日本では5-6カ所加害者対応を行っているところがあるが、方法は治療やカウンセリングなどバラバラ。

ひとつめの点について、米国やカナダでも更正プログラムは行われているが、税金を投入しているのか?
 講習料は加害者が負担している。日本でも、加害者自身が経済的負担を負うようなシステムを作ればいい。

日本のDV加害者への対応の現状は?
 DV問題自体、日本は米国から20-30年遅れていると言われている。日本の加害者への対応は民間ベース。ただし、米国でも最初から法体制が整っていたわけではなく、民間から始まった経緯がある。悠長なことを言っている状況ではないが、法整備までにあと10年ほどかかるのでは。


※ DVの本質は、本来対等であるはずの男女(夫婦間、交際者間)の関係に、上下の関係、支配と従属の関係を成り立たせるためにパワー(力)を行使することですから、”関係性”で理解する必要があるわけです。つまり、「上にたとう(支配しよう)とする者」と「下におかれる(支配され、従属させられる)者」という”関係性”であることから、①カテゴリー[Ⅲ-2]「Ⅰ-3.DVは、夫婦の関係、親子の関係になにをもたらすか(1)-(6)」、②「Ⅲ-2」「Ⅰ-4-(2)デートDVから結婚に至る経緯」に目を通していただければ、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法、いわゆるDV防止法)」第二条の三にもとづいて作成される「都道府県(市町含む)基本計画」の中で「対象とする暴力として、身体的暴力、性(的)暴力、精神的暴力、経済的暴力がある」との記載が意味するものについて理解を深めていただけると思います。
 そのうえで、本記事のテーマ、相反する拒絶と受容のことばやふるまいを繰り返されることにより思考混乱をおこし、暴力の恐怖により機嫌を損ねないように意に添うようにふるまうなど、暴力に順応することで生活を続けざるをえなくなった、つまり、暴力のある環境で生活を続けること=マインドコントロール下におかれてきたのかを理解していただくには、加害者特性の理解、つまり、DV加害者がどのようにふるまうのかを理解すること、その支配するための暴力により、被害者はどのような“負”の思考パターンに陥っていくことになるのかを理解することが大切です。
 そこで、③カテゴリー[Ⅲ-6]「Ⅳ-24.DV加害者に共通する行動特性」に目を通していただき、その中で説明している「感受性訓練に似通った言動パターン」を頭に入れて、④カテゴリー「Ⅲ-2」「Ⅰ-5.被害者心理。暴力で支配、マインドコントロールされるということ」に目を通していただくことによって、“人との関係性”のいう捉え方でDVを認識することがいかに重要なことなのかを理解していただけると思います。
 また、生活を共にしていた交際相手(元を含む)、あるいは、配偶者からの暴力から逃れるために女性センターや警察を通して施設への一時保護を求めたリ、地方裁判所に保護命令の発令を申立てたりすることについては、⑤カテゴリー「Ⅲ-6」「Ⅳ-21.一時保護の決定、保護命令の発令。「身を守る」という選択」で、さらに、⑥「婚姻破綻の原因はDVにある」として、家庭裁判所に離婚(夫婦関係調整)調停を申立てるときには、「Ⅳ.「婚姻破綻の原因はDVにある」ときの離婚(21-26)」において、DV事件特有の問題、そして、それに準じた考え方の重要性などを理解していただけると思います。
 加えて、暴力のある家庭環境で子どもを育てることは、面前DVとして、「児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)」では“精神的虐待”とみなされることから、暴力のある家庭環境で育ち、再び、交際相手や配偶者から暴力を受けることになった被害者も併せて、⑦「Ⅲ-2」「Ⅰ-1.虐待の発見。DV家庭における子ども」、「Ⅲ-4」「Ⅱ.暴力のある家庭で暮らす、育つということ(6-12)」において、子どもへの心身への影響についての理解を深めていただければと思います。
 なお、「DV被害支援室poco a poco」では、DV被害者支援として、ア)女性および母子への暴力・DVへの相談、イ)「婚姻破綻の原因はDVにある」とする離婚調停に向けての支援、ウ)暴力(「暴力のある家庭環境で育った」を含む)で傷ついた心のケアをおこなっています。最初に、カテゴリーⅠ「はじめに」に目を通していただければと思います。




もくじ   3kaku_s_L.png   [Ⅶ-2]<DV(離婚後のストーカー行為含)>新聞事件簿。身近な女性を救おう!
FC2 Blog Ranking
   

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

~ Trackback ~

トラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【<ライブドア・ニュース>ドメスティック・バイオレンスを考える(4) DV問題 後進国ニッポン】へ
  • 【<ライブドア・ニュース>ドメスティック・バイオレンスを考える(2) 暴力が暴力を生む”DV”問題】へ