あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅶ-2]<DV(離婚後のストーカー行為含)>新聞事件簿。身近な女性を救おう!

<ライブドア・ニュース>ドメスティック・バイオレンスを考える(1) 妻を殴る夫たち DV問題を探る

 
 <ライブドア・ニュース>ドメスティック・バイオレンスを考える(2) 暴力が暴力を生む”DV”問題 <産経新聞>名門校に通う 15歳が落ちた闇・・大阪・池田の放火死傷事件
2006年07月04日

ドメスティック・バイオレンス(DV)から逃れた女性たちのことを、俗に「サバイバー」と呼ぶ。その名の通り、配偶者や恋人などから受ける暴力から逃れた“生存者”たちを意味している。
 DOMESTIC VIOLENCEは直訳すると「家庭内暴力」。一般的に、「配偶者や恋人などの親密な関係にある(あった)人からふるわれる暴力」という意味で用いられる。しかし、定義は幅広く、親や親族が子どもや高齢者に対してふるう暴力なども含み、「殴る・蹴る」などの身体的な暴力だけでなく、「無視する」などの精神的暴力や、「性行為を強要する」などの性的暴力もDVとして定義されている。
 2005年に実施された内閣府の調査によると、配偶者から身体的・精神的暴力を受けたことがあると答えた女性は33.2%。驚くことに、調査に回答した全ての女性のうち3人に1人が被害を受けたことがあると答え、「何度もあった」と答えた女性は10.6%にのぼった。
 これまで、家庭内の問題として第3者の介入が難しかったDV問題。「夫が妻を殴ることがなぜ犯罪なのか」「他人が口出しすることではない」―そのような意識を持つ人々はまだ多い。
 しかし、DVがエスカレートし殺人にまで至るケースや、DVを受けた被害者自身が凶悪犯罪の加害者になるケースなど、今やDV問題は目を背けられない課題として社会の表面に浮き出てきている。

外国でのDV被害 心の傷なお癒えず
 DVは、被害者の心に深い傷を残す。被害者は、DV被害に話が及ぶと、目を伏せ、口を固く閉ざす。外国でDV被害に遭い、いまでも深い心の傷を抱えながら、彼女にとって外国である日本で生活しているタイ出身の女性に話を聞いた。
 ジンさん(仮名)は、15年前にタイから来日し、日本でDVの被害にあった。タイ東北部の農村生まれの35歳、日本人の夫と離婚したのは7年前のことだ。当時7歳と5歳の娘を夫の元に置き、家を飛び出した。
 ジンさんはタイで農業を営む両親の元に、4人姉妹の3番目として生まれた。両親の離婚を機に、12歳でバンコクに働きに出て、その後、家政婦や歌手など職を転々とした。19歳の時、日本人の男性(当時31歳)と出会い来日、同棲を始め、ほどなく妊娠した。子どもの戸籍や名前のことを考えて、21歳の時に結婚した。独りで外国に身を置く寂しさを癒してくれたのは“すごく優しい夫”。「慣れない生活の中、一緒にいて幸せだった」とジンさんは振り返る。
 カラカラとよく笑うジンさんだが、DVの被害に話しが及ぶと、とたんに笑顔が消え「話したくない、忘れました」と表情を曇らせた。被害について詳しくは語らなかったが、「わたしも悪かった」「いろんな人と仲良くするのが難しかった」とつぶやくように話した。いまでも娘たちが元夫と暮らしていることを配慮して言葉を選んでいるようだった。
 離婚後も、ジンさんを日本に留めたのは娘たちの存在。離婚調停で親権は夫のものになったが、タイに帰れば2度と娘たちには会えないと思い、タイレストランなどでアルバイトをしながら、1人でもギリギリの生活を続けた。資金を貯めて事業を興したこともあったが、トラブルが起き失敗したという。
 現在、昼間は日本語学校に通い、夜は飲食店で厨房に立つ。「勉強も仕事も、みんなが応援してくれるからやめられない」とおどけて話す。流れるような日本語ではないが、娘たちの話題に話が及ぶと、身振り手振りを交えながら楽しそうに言葉を続ける。娘たちとの電話やメールの交換は欠かさないが、「娘はほしいものがあるときだけメールをくれる」と笑う。娘たちに負けまいと日本語の勉強にも身が入る。「娘たち」という言葉を繰り返しながら、一つひとつの言葉に懸命に思いを込めるジンさんの表情は明るい。
 しかし、「日本に来て良かったと思うか」と質問すると、一変、口は重たくなった。長いため息をついた後、「昔に戻れるなら日本には来たくない」と複雑な表情を浮かべた。外国でのDV被害、離婚の経験、娘たちと別居せざるを得ない状況―。ジンさんの心は今でも大きな傷を負っている。


※ DVの本質は、本来対等であるはずの男女(夫婦間、交際者間)の関係に、上下の関係、支配と従属の関係を成り立たせるためにパワー(力)を行使することですから、”関係性”で理解する必要があるわけです。つまり、「上にたとう(支配しよう)とする者」と「下におかれる(支配され、従属させられる)者」という”関係性”であることから、①カテゴリー[Ⅲ-2]「Ⅰ-3.DVは、夫婦の関係、親子の関係になにをもたらすか(1)-(6)」、②「Ⅲ-2」「Ⅰ-4-(2)デートDVから結婚に至る経緯」に目を通していただければ、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法、いわゆるDV防止法)」第二条の三にもとづいて作成される「都道府県(市町含む)基本計画」の中で「対象とする暴力として、身体的暴力、性(的)暴力、精神的暴力、経済的暴力がある」との記載が意味するものについて理解を深めていただけると思います。
 そのうえで、本記事のテーマ、相反する拒絶と受容のことばやふるまいを繰り返されることにより思考混乱をおこし、暴力の恐怖により機嫌を損ねないように意に添うようにふるまうなど、暴力に順応することで生活を続けざるをえなくなった、つまり、暴力のある環境で生活を続けること=マインドコントロール下におかれてきたのかを理解していただくには、加害者特性の理解、つまり、DV加害者がどのようにふるまうのかを理解すること、その支配するための暴力により、被害者はどのような“負”の思考パターンに陥っていくことになるのかを理解することが大切です。
 そこで、③カテゴリー[Ⅲ-6]「Ⅳ-24.DV加害者に共通する行動特性」に目を通していただき、その中で説明している「感受性訓練に似通った言動パターン」を頭に入れて、④カテゴリー「Ⅲ-2」「Ⅰ-5.被害者心理。暴力で支配、マインドコントロールされるということ」に目を通していただくことによって、“人との関係性”のいう捉え方でDVを認識することがいかに重要なことなのかを理解していただけると思います。
 また、生活を共にしていた交際相手(元を含む)、あるいは、配偶者からの暴力から逃れるために女性センターや警察を通して施設への一時保護を求めたリ、地方裁判所に保護命令の発令を申立てたりすることについては、⑤カテゴリー「Ⅲ-6」「Ⅳ-21.一時保護の決定、保護命令の発令。「身を守る」という選択」で、さらに、⑥「婚姻破綻の原因はDVにある」として、家庭裁判所に離婚(夫婦関係調整)調停を申立てるときには、「Ⅳ.「婚姻破綻の原因はDVにある」ときの離婚(21-26)」において、DV事件特有の問題、そして、それに準じた考え方の重要性などを理解していただけると思います。
 加えて、暴力のある家庭環境で子どもを育てることは、面前DVとして、「児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)」では“精神的虐待”とみなされることから、暴力のある家庭環境で育ち、再び、交際相手や配偶者から暴力を受けることになった被害者も併せて、⑦「Ⅲ-2」「Ⅰ-1.虐待の発見。DV家庭における子ども」、「Ⅲ-4」「Ⅱ.暴力のある家庭で暮らす、育つということ(6-12)」において、子どもへの心身への影響についての理解を深めていただければと思います。
 なお、「DV被害支援室poco a poco」では、DV被害者支援として、ア)女性および母子への暴力・DVへの相談、イ)「婚姻破綻の原因はDVにある」とする離婚調停に向けての支援、ウ)暴力(「暴力のある家庭環境で育った」を含む)で傷ついた心のケアをおこなっています。最初に、カテゴリーⅠ「はじめに」に目を通していただければと思います。




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