あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅲ-4]Ⅱ.児童虐待と面前DVの影響。暴力のある家庭で暮らす、育つということ

14.トラウマと脳

 
 15.慢性反復的トラウマの種類(児童虐待の分類)と発達の傷害 13.人類の暴力性。中毒化した脳が暴走、規定や規範は無力
*新版3訂編集中(2017.12.17)

(1) 単回性トラウマの子どもに見られる行動
トラウマには、命を脅かす危険があったり、戦慄を伴う洪水や地震にあったりするといった自然災害、戦争やテロといった人的災害、爆発や航空機墜落といった事故、交通事故や火災、殺人や強盗、DVや児童虐待、いじめなどの「大きなトラウマ」と、悪口、トイレの失敗、親族やペットの死、動物にかまれるなど、生命に危険はなくても心の傷として残る「小さなトラウマ」があります。
トラウマになりうるできごとには、①他人の自分の体の安全を脅かすようなできごとと、②そのできごとに強い恐怖感、無力感、またはぞっとするような戦慄を伴うものといった、2つの条件があります。
トラウマにあうと、脳がどのように反応しているかについては、「Ⅰ-9-(3)暴力の後遺症としてのPTSD」で詳しく説明しています。
トラウマに対処する姿勢とその結果は、以下の2つで説明できます。
ひとつは、立ち向かったり、逃げたりすることができると、「うまく対処できた」と危険から脱する生活のリズムを継続することができます。
もうひとつは、凍りついてしまったり、失神したりしてしまうと、「うまく対処できなかった」と緊張ホルモンの分泌が止まらず、ストレス障害になっていきます。
そして、トラウマになりうるできごとに直面すると、五感を通して脳に「危機(ストレス)」を伝え、情報を与えます。
「ストレス障害」を発症するメカニズムについても、「Ⅰ-9-(3)暴力の後遺症としてのPTSD」で詳しく説明しています。
子どもに見られるトラウマは、自然災害など防ぎきれずにおきる外傷的できごとによる「単回性トラウマ」と、日常的に繰り返される外傷的できごとにもとづく「慢性反復的トラウマ」にわけられます。
単回性トラウマは、地震や火事、事故に対して、子ども自身が危険と感じるもので、その症状は恐怖感や無力感です。
慢性反復的トラウマは、親や養育者からの放置や虐待、度重なる面前DV、いじめによるもので、人格形成や対人関係に影響、複雑な症状をあらわします。
地震や火事、事故などによる単回性トラウマは、以下の4つ症状を示します。
① 侵入(再体験(フラッシュバック))
 ・トラウマ的できごとを再演したり、その一部を繰り返し遊びとして表現したりする
 ・できごとに関する夢やはっきりとして内容はない。でも、怖ろしい夢を繰り返し見る
 ・赤ちゃん返り(退行)をして、今までの発育段階で習得したことができなくなる
② 過覚醒
 ・なかなか眠らなかったり、眠ってもすぐおきてしまったりする。養育者のそばで寝ることを主張したりする
 ・少しの音にもビクッとしたり、落ち着きがなくそわそわしたり、必要以上 に怯えたりする
 ・イライラして怒りっぽくなり、ものを投げたり、壊したり、養育者や友だちにあたったりする
③ 麻痺
 ・表情がなくなり、ボーッとしている
 ・食欲がなくなる
 ・ひっ込み思案になり、日常活動の全体が減退する
④ 回避
 ・トラウマ的できごとを思いださせるような人や場所を避けようとする
 ・トラウマ的できごとを思いださせるようなにおい、色、光、体感、人の表情などに強い拒否反応をおこす
 ・トラウマ的できごとに関する経験や感情をことばで表現できない、またはしたくないので、吐き気、腹痛、頭痛など体調の不調として訴えたりする
乳幼児では、愛着関係を結んだ人が急にいなくなることは、大変な喪失感を味わい、食事を拒否して生命にかかわることがあります。
子ども特有の反応として、喪失に対する強い罪悪感を持つことがあります。
それは、愛する人が亡くなったり、いなくなったり、両親が離婚したりしたのは、「自分の責任だ」と思い込んでしまったりするのです。
自分を悪い子だと思い込み、わざと自傷行為をしたり、ケガをするような遊びにふけったりして、養育者から叱られる行動をとります。
別離に対して異常な不安感を持ち、母親や養育者にまつわりつき、少しでも姿が見えないと恐怖に駆られて大泣きをすることもあります。
これまでとは人が変わったような行動をみせるようになったら、親や養育者は絶対に叱らず、トラウマの原因を探し、その痛みを和らげることに専念することが重要です。


(2) 危機とPTSD
子どもは、事故や事件、災害、深刻ないじめの被害、近親者の死亡、いじめられ体験、両親間のDV(面前DV)、虐待体験、きょうだいや祖父母など家庭内暴力体験、両親の不仲や離婚にまつわるツラい体験、教師による体罰などの体験に強いストレスを感じます。
戦地から帰還する兵士が抱える強いストレスと同等のものであり、その強いストレスによって生じる独特の症状は、「SAD(急性ストレス障害)」、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」と呼ばれます。

① 危機とは
 危機(crisis)とは、「人が通常もっている事態に打ち克つ作用がうまく機能しなくなり、ホメオスタシス(恒常性)*-15が急激に失われ、苦痛と機能不全が明らかに認められる状態のことです。
危機は、「発達的な危機(maturational or developmental crisis)」と「状況的な危機(situational crisis)」とにわけられます。
発達的な危機は、幼児期、思春期、老年期、および、結婚、定年など、発達、成熟に伴う人生の特定の時期で発生するもので、状況的危機には、失業、離婚、別離などの社会的危機(social crisis)や偶発的危機(accidental crisis)があります。偶発的危機には、自然災害(地震、津波、噴火、台風、水害など)や人為的災害(火災、自動車事故、航空機事故、爆発事故)、戦争や暴力(戦争、テロ、殺人、レイプ、虐待)などが含まれます。
この偶発的な危機の中で、生命の危機が脅かされるような惨事(crisis incident)に遭遇しておきるストレスを惨事ストレスといいます。
惨事ストレスの他、被虐待体験、いじめられ体験や養育者との離別などでも、子どもはASDやPTSDの症状を示すことがあります。
ASDやPTSD症状の軽重は、心理的な発達の段階やおかれた立場、周囲の支えなどによって異なり、一様ではありません。
*-15 ホメオスタシス(恒常性)については、「Ⅱ-17.思春期・青年期の訪れとともに」でとりあげています。

② ASD(急性ストレス障害
 ASD(急性ストレス障害:acute stress disorder)とは、外傷的なできごとにであって1ヶ月以内におきる反応のことで、PTSR(心的外傷後ストレス反応)とも呼ばれます。
「外傷的なできごと」とは、家族や仲間の死亡の目撃、DVの目撃(面前DV)、いじめられ被害、借金のとり立て者による脅威、セクハラやレイプ、恐喝、暴行などの犯罪被害やその目撃などもあります。
過去にこのような強いストレスを受けたことがあり、a)覚醒亢進(過覚醒。興奮して眠れないことや非常に活動的になる)、b)再体験(侵入。突然、その不快な体験を思いだし、恐怖から逃げだそうとしたり、怒りを表したり、怖くて固まってしまう)、c)回避(特定の場所や活動、刺激を怖がり、それを避けようとする)といった症状がみられるとASDやPTSDの症状とみなされます。
 ただし、子どもの場合、活動そのものが混乱していることも多く、覚醒亢進と再体験の状況からADHD(注意欠陥多動性障害)との診断を受けることも少なくありません。
また、解離性症状として、ア)麻痺した、孤立した、感情がないという感覚、イ)ぼうっとしているなど周囲への注意の減弱、ウ)現実感消失、エ)夢の中にいるような感じになる離人症、オ)トラウマの追想が不能となる解離性健忘があげられますが、外傷的なできごとへの耐え難い情動反応が一種の変性意識をひきおこすものです。
健康な人であっても、強いストレス下にあるとき、一時的に自分の心理状態を平衡に保つために生じる防衛反応です。
しかし、ASDやPTSDの症状が深刻になると、心の傷を受けた記憶を思いだしたくなくても、繰り返し思いだすようになります。
そして、自分の身を守ろうとして解離症状を示すようになり、その結果、恐怖の「固定観念」に支配されるようになります。

③ PTSD(心的外傷後ストレス障害)
 PTSD(post-traumatic stress disorder)は、ストレス事態が去り、一定期間を過ぎても(3ヶ月程度を目途にする場合が多い)、ストレス症状が強くみられるものです。
阪神淡路大震災では、震災から4年経過したあとも、9%がPTSDと診断されています。
PTSDは、外傷的なできごとの直後からはじまり、その後、継続する場合が多くみられます。
ASDからPTSDに移行していくことが多いものの、すべてがそのように進むわけではなく、心的な外傷を受けあと遅れて症状が生じることもあります(遅延性PTSD)。
心的脆弱性や被暗示性のある人ほど、また、過去に強烈な感情的事件に遭遇している人ほど、PTSDに変化していきやすいとされ、同時に、症状が重くなるとされています。
半数程度に、PTSDの症状に加えて、深刻な解離性症状を示します。
重い症状がみられるときには、ストレスにであったことを忘れてしまったり(解離性健忘)、前触れもなく突然、つらかった記憶やそのときの感覚に陥るフラッシュバックにみまわれたりします(自動再生)。
その結果、周囲の状況とは無関係な行動をとってしまったり(行動の自動化)、苦痛の感覚と感情を隔離してしまったり(切り離し)するなどの症状がみられます。

④ 子どものPTSDの長期化と2次障害
PTSD症状が問題なのは、症状が長期化しやすいことです。そのため、子どもでは、発達にさまざまな歪みをもたらしやすくなります。
年齢が低い場合には、抑うつ症状や分離不安障害(養育者と離れたがらない)と関連し、その後の回復への支援が十分ではなく、日常生活で無理を重ねると、2次障害がおきやすくなります。
2次障害は、身体化症状、自傷行為(セルフ・カッティング)、摂食障害(過食症、拒食症)、物質濫用(アルコール、薬物)、そして、境界性人格障害(統合失調症と神経症の境界という意味で名づけられた)などで、長期にわたり人生に影響しかねないものです。
また、自然災害や事故など、一度だけの外傷体験よりも、虐待体験やいじめられ体験のように複数の外傷体験をもつ場合のほうが、トラウマの記憶の喪失や多様な解離症状を呈しやすくなります。
過去の外傷体験が複雑に絡み合っているケースを「複雑性トラウマ*-16」といいます。
この場合、問題からの回復に時間がかかり、解離性健忘と行動の自動化によって、解離性同一性障害(多重人格)などの問題が生じやすいとされています。
*-16 過去の外傷体験が複雑に絡み合っているケースを「複雑性トラウマ」というわけですが、この「手引き」では、DV環境下で育ったり、虐待を受けて育ったり慢性反復的な外傷体験によるPTSDを「複雑性PTSD(C-PTSD)」として、「Ⅱ-14.トラウマと脳」、「同-19.PTSDとC-PTSD、解離性障害」の中で、PTSDの主要症状に加え、解離性障害や摂食障害と性暴力被害との関連性を踏まえて詳しく説明しています。

⑤ ADHDや情動コントロールの問題とPTSD
この「手引き」で繰り返し述べているとおり、ADHDや情動コントロールの問題の中に、PTSDの症状が潜んでいることがあります。
それは、a)なんらかの機会に、人が変わったように怒りだすと止まらなくなったり、泣きだすと止まらなくなったりする(自動再生と行動の自動化)、b)なんでもない状況で、激しく怒ることや泣いてしまったりする(行動の自動化)、c)なにかで感情を乱したあと、なにがあったのかを思いだせなかったりする(解離性健忘)ときには、情動コントロールの問題の背後に子どものPTSD症状が疑われます。
また、落ち着きがなく(覚醒亢進)、席につかない(回避)などの多動を示すなど、一見するとADHDと思われる子どもの中にも、PTSD症状が含まれていること多くみられます。
一方で、発達障害の子どもに対し、過度にしつけようとすることが、子どもに強いストレスを与えることになり、二次障害としてPTSDを発症していることもあります。


(3) 慢性反復的トラウマがひきおこす7つの問題
慢性反復的トラウマは、「複合的トラウマ」、あるいは、「複雑性トラウマ」ともいわれます。
日常的に、継続して繰り返し受けた乳幼児期と学童早期の外傷的できごと、つまり、放置(ネグレクト)や虐待(身体的虐待・精神的虐待・性的虐待)、両親や養育者のDVの目撃(面前DV)などは、子どもがもっとも必要とする「安全の基地」が奪われます。
誰にも助けを求められないもっとも無力の状態に長期的に置かれるできごとは、子どもの脳と肉体の発達に悪影響を与え、のちに人格障害をひきおこすリスクを高めます。
信頼関係のある人からの性的虐待は、人格形成に最悪の影響を及ぼします。
愛着と信頼の対象となる人から、何回も繰り返された性的虐待は子どもを傷つけ、成長してからの人格形成に悪影響を与え、精神的に混乱させます。
性的虐待を嫌いながら、拒否したら欲しい愛情を失ってしまう、「いい気持ちだろう?」などといわれて快感を経験すると(またはしたと思い込まされて)罪悪感を抱き、精神的に非常に混乱させます。
「誰にも話してはいけない」と「ふたりだけの秘密」という約束をさせられることが少なくなく、さらに混乱と無力感を心に刻み込むことになります。
性的虐待の加害者から受けた虐待の記憶を脳の奥深くにしまい込み、表面はなにごともなかったようにふるまってきたものの、男性と親密な人間関係がとれず、性交にいたる愛情関係を拒否し続けてしまうことさえあります。
感じる脳の扁桃体が危険をにおわせ、爬虫類の脳である脳幹が心臓の鼓動を早くしたり、手に汗を握らせたりして、恋人(男性)を受入れることに支障をきたします。
子どものときに、慢性的に繰り返されるトラウマ的できごとにさらされると、HPA軸と交換神経組織の調節ができなくなり、視床下部からでるCRFという科学物質が脳内に慢性的にたまり、思考を促すドーパミンや、いい気持ちにさせてくれるセロトニンなどの脳内伝達物質を受容するシナプスの受容体を使ってしまうことから、大脳辺緑系の扁桃体や海馬の活動を低下させるか、異常に向上させることになります。
この状態は、成人のうつ病の症状と同じで、脊髄や脳内にCRFホルモンが過剰にたまっていて、いつも無気力でなにごとにも興味を示さないか、いつも不安で眠れず、イライラして過覚醒状態になっています。
子ども時代に慢性反復的トラウマを受けたことが、青年期・成人になって、うつ病を発症する原因となっています。
緊張ホルモンのコルチゾールは、記憶を処理する海馬の脳神経回路の連合部を破壊し、ついには脳神経細胞までも破壊します。
そのため、海馬が収縮して記憶に歪みがでてきます。
海馬の細胞だけは、脳内伝達物質のセロトニンによって、新しい細胞が生まれることから、うつ病やPTSDの一時期に、SSRI(選択的セロトニン再吸収阻害薬)を使って海馬の再生をはかる治療がおこなわれています。
しかし、アスペルガー症候群など発達障害と診断された児童に対して、安易にSSRIを投与すると自殺をひきおこすとの指摘があり、安易な処方が問題になっています。

慢性反復的トラウマは、以下の7つの分野に問題を抱えることになります。

① 愛着形成(アタッチメント)
親や養育者との愛着の絆が形成されない、または、破壊されたことで、この世界が信頼できるものであるということに疑いを持つようになります。
 ・自と他の境界線がうちたてられない
 ・人を信用できない
 ・社会的に孤立する
 ・ほかの人の感情を読むことができないので、対人関係に問題が生じる
 ・釣り合いのとれた見解が持てない
 ・他の人を自分の味方につけることができない

② 生理的発達
体感運動神経の発達に障害がおきて、人とのスキンシップに過剰に敏感だったり、反対に無痛覚症であったりします。
 ・人が自分の机のどの箇所に触れたか指摘できない
 ・体のバランスをとったり、四肢を協調して動かすことができなかったりする
 ・精神的ストレスを身体症状に変換する(身体化)ので、成人してから慢性の広範囲にわたる持病に苦しむ

③ 感情の調整
 ・感情の自制がきかない
 ・自分の感情や気持ちを言語化できない
 ・自分の望みや欲求をほかの人にことばで伝えることができない
 ・自分の気持ちを探索したり、指導したりできない

④ 行動の抑制
 ・衝動を抑えることが困難である
 ・自己破壊的行動をとる
 ・自分が優位なときは他人に攻撃的であったり、自分が劣位のときは不必要に受動的だったりする(対等的な関係を持てない)
 ・病的な自慰行為にふける
 ・睡眠に障害がある
 ・過食や暴食など食べることに難点を示す
 ・有害物(タバコ、酒、麻薬など)を乱用する
 ・権利者に向かって反抗的である
 ・規則を理解したり、守ったりできない
 ・日常生活の中で、遊びの中でトラウマ的できごとを再演する(暴力をふるう、性的いたずらをする)

⑤ 認知能力
 ・集中してものごとを考えたり、注意を払ったりできない
 ・興味を持続して保てない
 ・新しい情報を理解するのに問題がある
 ・安定した愛着関係を保てない
 ・予測したり、計画を立てたりできない
 ・自分の行為の結果を受入れることができない(因果関係がわからない)
 ・学習障害がある
 ・言語の発達に問題がある
 ・時間と空間の把握ができない
 ・聴覚と視覚からの認知に問題があるので、見たことときいたことを統合できない
 ・目で見る空間の複雑なパターンの理解に障害がある

⑥ 自己の確立
 ・安定した予期できる自己意識が欠如し、自分の体系の認識に障害がある(骨と皮のように痩せているのに、肥満だと思って過食症に陥るなど)
 ・自己尊重が育っていなくて、恥と罪悪感を持っている
 ・自分が他の人から独立した存在であるということが認識できない

⑦ 自意識の統合
 ・自意識にはっきりした変化が起こる
 ・現実感がなくなり、生きている感じがしない
 ・人間らしさがなくなったように思う
 ・記憶が喪失する
 ・2つまたはそれ以上の別個の自意識(赤ちゃんの自分と自分を罰する大人の自分など)を経験する(記憶の損傷からくる多重人格症状)

①-⑦に示した症状、もしくは、傾向がみられるときには、乳幼児期に慢性反復的トラウマとなる体験をしている、つまり、虐待や面前DVのある家庭環境で育っていることを示していることになります。

家族という関係性の中で、慢性反復的な暴力被害を受けるなど、親の子どもへの不適切なかかわりが、蓄積されたトラウマになります。
こうしたトラウマは、子どもの心身の成長に大小さまざまな障害を与えることから、被虐待体験をしている子どもには、できるだけ早期に、適切な治療をおこなうことが必要です。

-事例187(虐待4、児童相談所の保護1)-
 5歳の女児Dは、実母Jと養父S、兄Fの4人家族です。
Dは、母親Jの妊娠中としての特記事項はなく、在胎33週、体重2040g、頭位自然分娩で生まれました。
 精神運動発達は順調でしたが、母親Jの病気治療と体調不良で養育困難となり、生後8ヶ月-2歳1ヶ月まで、乳児院に入所しました。
この間、長男Fは、施設に預けられることなく、親の下で養育されました。
乳児院を退所したDは、保育園に通いはじめましたが、まもなくして、両親が離婚しました。
そのため、Dは、一時期、実父と父方の祖母にひきとられました。
Dが3歳のときに、母親Jが再婚しました。
そして、母親Jのもとにひきとられ、養父Sが加わった4人家族での生活になりました。
Dの保育園の通園は、母親Jの体調次第で、まったく通園しない月もありました。
母親Jは、Dとの乳児期の満足な母子関係を体験することなく施設に預けたことにとり、Dについて、「父親(実父)には懐くが、私には懐かないで困る。」、「父親が甘やかすからだ!」、「Dは父親に似ているから嫌い!」、「この子はブス。」、「この子はかわいくない。」、「お兄ちゃんは宝物。」などと、乳児院の職員に話をし、面会時に外出するときにも、Dを抱く姿は見られませんでした。
2歳で家庭にひきとられたあとも、母子関係は改善されることはなく、母親Jは、Dと対照的に長男Fをかわいがりました。
衣食についても、長男Fはブランド物の衣服を着ていましたが、長女Dは古着を着させられるなど、きょうだい間で差別をしていました(精神的虐待)。
保育園の行事では、長男Fを気にかけても、長女Dは放ったらかしでした(ネグレクト)。
この時期、長女Dには、しきりに絵本を破るとか、夜尿などの問題行動がでていたということです。
このことについて、母親Jは、「同じきょうだいで、どうしてこんなに違うのか」と苛立ちを口にしています。
長女Dは、両親が離婚後、数ヶ月間を実父と父方の祖母と暮らしながら保育園に通っていますが、通園は規則的になり、友だちと遊ぶ姿が見られるようになっています。
しかし、Dの情緒は不安定なままで、怒りっぽく、よくトラブルを起こしました。
その一方で、保育士には、わがままをいったり、甘えたりできるようになっていました。
しかし、母親Jが再婚し、長女Dをひきとると、再び、通園は不規則になりました。
保育士によると、Dは母親Jに甘えることはなく、Dの表情は暗く、硬かったといいます。
また、長女Dは、4歳ころから身体の痩せが目立つようになりました。57ヶ月で身長が101.3cm、体重が13.3kgで、これは、病歴などが見あたらないことから、食事に関する制限が加えられたものと考えられました(ネグレクト)。
そして、長女Dは、5歳1ヶ月のときに、背部から臀部にかけて20%・2度の熱傷を負いました。その翌日、養父Sは、長女Dを連れて皮膚科を受診しました。
このとき、長女Dの手や腕、臀部、腹部、顔に痣痕が認められ、日常的な暴行が疑われました(身体的虐待)。
初診から2日後、養父Sは「薬の匂いが耐えられない」といい、入院を希望して、長女Dを再受診させました。
しかし、つき添いや入院費で困った養父Sが、児童相談所に相談したことから、同日、長女Dは、一時保護となりました。
病院の医師によると、治療中のDは、「痛い」ともいわず、ひとこともしゃべらなかったといいます。
緊急一時保護した次の日、長女Dは、通院治療で訪れた病院の看護師から「はじめて泣いたね。」とほめられました。
児童相談所の生活では、熱傷の継続が治療は困難であると判断し、長女Dを、協力関係を築いてきた総合病院の小児科に入院させることにしました。
児童相談所に一時保護されたときのDは、疲労と緊張の色が濃く、無口でしたが、時折、ホッとした安堵の表情を見せました。
Dは、「お腹が空いた。」といい、うつぶせのままでしたが、食事を平らげました。火傷の傷については、「痛くない。」と応じるだけだったので、心理士が「痛かったのに、よく頑張ったね。」、「もう心配しなくていいよ。安心していいよ。」と語りかけると、Dはこくりと頷きました。
熱傷の治療方針について、主治医が提案していた皮膚移植の手術は、親の同意が得られないまま1ヶ月が経過しました。その間、Dは、毎日激しい痛みを伴う皮膚洗浄の処理をがまん強く続けました。
1ヶ月後、親の同意が得られ、手術がおこなわれました。
そして、術後の経過は順調に推移しました。
入院後、医師と看護スタッフ、児童相談所の職員は、連携をとりながら、Dの要求や反応を可能な限り受け止める態度でのぞみました。そして、児童相談所の職員が、消灯までつき添いを続けました。
「本を読んであげようか?」と訊くと、Dは「うん。ここ読んで。」と応えましたが、にこりと表情を崩すこともなく、硬いままでした。
添い寝をしながら、枕もとで絵本を読み聞かせているうちに、Dはうとうとしはじめましたが、音に敏感で、眠っていてもちょっとした物音に目を覚まし、「あれ、なんの音?」と訊きました。
入院した翌日、両親との面会がおこなわれましたが、Dの視線は定まらず、怯えた表情で硬くひきつっていました。
そして、入院当初は、恐怖と緊張、不安が認められ、比較的おとなしかったDでしたが、入院した翌日、両親との面会以降、わがままがではじめ、病棟内で乱暴な行動、乱暴なもののいい方、そして、甘えがエスカレートしていきました。
「抱っこして。」、「背中をさすって。」、「おんぶして。」と看護スタッフや児童相談所の職員に甘え、ウォーターベッドに下ろすと、直ぐにぐずりました。
少しでもきにいらないことがあると、玩具を放り投げました。
食事中は、「食べたくない!」と叫んで、食器を放ったり、ひっくり返したりしました。
そして、要求が通らないときには、1時間でも部屋の隅に座り込みました。
一方で、夜中は、盛んに恐怖感を訴えました。
傷のかゆみを訴え、「寝るまで、誰かが側にいてほしい。」と大声で喚くものの、涙はでていませんんでした。
つき添いの応援を続ける職員に、「泊まって。」とねだり、保育園の保育士が2日泊まって、一緒に病室で寝ました。
この時期のDの試し行動は、まるで小児科病棟の女王様のようで、傍若無人にふるまい、しばしば手がつけられないこともありましたが、看護スタッフと児童相談所の職員は、できるだけスキンシップをとりながら、Dの要求(試しとしての甘え)を受け止めました。
入院生活が3週になり、Dの自己表出がピークに達すると、小児病棟でのしつけを考慮に入れた対応の必要性を検討しました。
そして、これまで、Dの反応・行動を全面的に受け入れる姿勢から、時には、叱ったり、注意を促したりする対応を試みることになりました。
6週目に、個室対応から、Dと同年齢で、虐待の疑いで入院している女児と同室にしました。
このころから、Dの乱暴な言動やパニックアタックの回数が減少し、10週を過ぎるとほほなくなりました。
一時保護所においても、同様の傾向が認められましたが、入院後の食欲は旺盛で、最初の1ヶ月は、大人食を摂っていました。それでも足りないことがあり、お代わりをほしがることもありました。
毎日、きちんと食事にありつけるのかどうか、Dの心には不安が潜んでいたと思われました。
1ヶ月が経過し、体重が3kg増加したころ、Dは、 食事を確保できるという安心感が持てるようになったあと、年齢並みの子ども食に変わりました。それでも、退院後は施設に入所することが決まったときには、Dは、職員に「食事はでるの?」と訊いていました。
そして、入院1ヶ月が経過したころから、乱暴な行動とは異なって、保健師に対し「おばちゃん、嫌い。帰って!」ということばを発したり、逆に、「好き。」といって抱きついたりするなど、著しくアンビバレント*-17な感情表出が目立つようになりました。
他の職員が面会にくると、Dは、わざと保健師を無視して、職員に「抱っこして。」、「好き。」といいながら、甘えようとしました。
10週に入り、保健師の訪問が8日間中断したときを境に、Dは「おばちゃん嫌い。帰って。」とはいわなくなりました。
また、時を同じくして、小児科病棟のプレイルームで、Dは年齢相当の見立て遊びやごっこ遊びが盛んにみられるようになりました。
このときのDには、保健師にお母さん役を求めることが多く見られました。
「お母さん、ご飯ですよ。」
「お母さん、なにか食べたいの。」
「お母さん、洋服を買ってちょうだい。」
「お母さん、見て。見て。」と、プレイの最中のDは多弁でした。
一方で、児童相談所と病院を中心に検討を重ねた結果、楕円形の不自然な熱傷であり、体に多数の痣痕が存在し、昇進との面会時に見せたDの怯えた表情、そして、D自身の供述から虐待と判断しました。
そして、極めて再発の危険性が高いと思われたことから、児童相談所は、家庭裁判所に対して、親権喪失の申立てを申請しました。
入院から3ヶ月後に親権の一時停止が認められ、児童相談所によって、児童養護施設への措置をおこないました。

上記の通り、Dの処遇が検討されていたとき、Dともっとも関係が深まっていた児童相談所の保健師が、Dに気持ちを確かめました。
以下の会話は、真剣な表情でやり取りされました。
保健師:「火傷もよくなったし、もう少ししたら、こころでないといけないけど、どこへ帰りたいの?」
D:「お母さんのところへは帰りたくない。」
保健師:「お母さんのところでなかったら、どこでもいいの?」
D:「うん。」
保健師:「それなら心配ないからね。他のところにするからね。」
D:「うん。」

トラウマには、目に見えやすいトラウマ体験と、見えにくいトラウマ体験があります。
乳幼児精神保健の研究で、乳幼児は、見えにくいトラウマを日々体験していることがわかっています。
Dが受けたと思われるトラウマには、3つのポイントがありました。
第1のポイントは、乳児期に母親との愛着関係を体験することができなかったことです。
母親Jの長女Dに対する拒否的感情が、母子関係の障害となったことです。
第2は、その関係性の障害が起因となり、他のさまざまな要因と複合し、絡み合いながら、別離体験(Dにとっては、見捨てられ体験)、被虐待体験として顕在化していったことです。
具体的には、生後8ヶ月で母親Jと別れて乳児院に預けられたこと、両親の離婚に伴い、2歳8ヶ月で再び、母親Jと別れ実父と父系の祖母に預けられたこと、その後、母親Jからネグレクト、精神的な虐待を受け、養父Sから身体的な虐待を受けたことです。
第3は、養父Sの身体的な虐待と、それに伴う決定的な家族との別離体験は、第1の問題が未解決なまま放置されたことが、重篤なトラウマを受けることに至ったことです。
家庭内の虐待は、家族機能不全の中で進行し、乳幼児に危険な「親-乳幼児の関係性の障害」が顕在化してきた段階、そして、この段階が未解決なまま放置されると、身近な家族や地域社会では解決することができなくなり、心身の障害や死に至る段階となります。

被虐待乳幼児に生じやすいトラウマの影響は、さまざまな情緒行動に生ずる問題に表れることです。
Dの2歳以降の生育史を見てみると、幾つかの情緒行動に問題が生じていたことがわかります。
それは、入園当初に愛着関係を持つことの困難さが認められていたこと、保育園生活で絵本を破るなどの乱暴な行為や対人行動のトラブルが多かったこと、頻繁な夜尿があったこと、情緒不安定が継続していたことなどです。
また、熱傷による被虐待体験により入院をしていた3ヶ月間に、顕著なトラウマの影響が表れていました。
それは、痛みに対する無反応です。
重症の熱傷を負いながら、その治療において痛みを訴えたり、泣いたりすることはほとんどなく、痛みに耐えている状況は、身体感覚を自然な反応として表出することを著しく抑えていたことを示すものです。
そして、児童相談所で保護した直後、過度の疲労と緊張、怯え、表情の硬さ、無表情、無口が目立つことは、虐待を受けた子どもに見られる初期反応の特徴です。
さらに、入院1週を過ぎると、乱暴な言動や甘えが急激に目立つようになり、一方で、夜中に恐怖心を訴え、音に敏感で、断眠(睡眠障害)が顕著に見られました。これらは、PTSDの典型的な症状です。
そして、食行動では、過食の傾向が1ヶ月続き、食事量が正常に戻っても、退院後に施設に入ることが決まると、食事が確保できるかに不安感を表しています。
愛着行動については、退院時、慣れ親しんだ病棟の看護スタッフが涙ながらに別れを惜しんでいたのとは対照的に、Dは、挨拶を交わしたあと、無表情であっさりと別れていったことがあげられます。
これらの一連のトラウマ反応は、Dにとって、とても重要な意味を持っています。
ひとつは、入院生活の中で、抑えられていた感情や情動の表出が、ことばとして口にだすことができたことです。それは、 自分のことばで、食事に関する不安を尋ねることができたことです。
もうひとつは、トラウマを生き抜くDが、自分で自分の心身を守るために、退院という別離体験において、その状況を受け止め、防衛的なディタッチメント*-18 を演じることができたことです。
被虐待児にとって大切なことは、5歳で一時保護されたDのように、この年齢時に、適切な心のケアを受けることができるかということです。
なぜなら、それによって、トラウマからの心身の回復と、その後の心の発達に大きな違いが生じるからです。
Dの心の発達は、人生のスターちから多難な養育環境に置かれていましたが、その中で、心の土台づくりとなる3歳までの心の育ち方を見ていくと、幾つかのポイントがあげられます。
第1のポイントは、生後から乳児院に預けられる8ヶ月間を、父方の祖母が、母親代わりとして子育てをおこなっている事実が注目されます。
なぜなら、この時期のDにとっての側は、母親そのものであったからです。
つまり、M.マーラーの分離固体化過程のうち、母子共生期の基本的信頼関係や依存関係を祖母との間で体験できていたと考えられるわけです。
このことは、乳児院に入所した当初のDの発達から確信を得ることができています。
第2のポイントは、2歳までの乳児院の生活において、最接近期の危機を、担当の保育士との関係において体験することができているということです。
この時期の母親代わりとなった保育士に甘えたり、わがままをいったり、喜怒哀楽を表現することができる子どもに育っていたという事実で示されています。
このように見ていくと、Dは、十分ではなかったにせよ、再接近期までの心育ちが、育まれ、守られてきた感覚を、Dが身体で覚えているという原体験が、のちの一時保護・入院時におけるDの反応と心の発達に深く関係していることがわかります。
再接近期の途中で、家庭にひきとられたものの、その後の養育環境は、Dにとって、心を満たし、心を発達させるモノではありませんでした。
したがって、Dは、ライフサイクルのどこかの時点で、再接近期まで遡って心の満たし直し(reattachmennt)をする必要がありました。
それを求めるDのサインは、情緒行動の問題として表出していたことです。
それが、一時保護により母子分離下の入院生活によって、一気に激しく表出されたわけです。
この事例187にかかわった児童相談所と小児科病棟は、Dの身の安全を確保することと、熱傷の手当てを第1におくと同時に、Dの暴力で傷ついた心のケアも重点課題とすることで一致しました。
そのためには、入院生活が、Dにとって、心身ともに安全基地(a secure base)となるような対応が求められます。
ボウルヴィは、治療課題の第1に、「患者に安全な基地を与えることである。そこを基地として、患者は、人生のさまざまな不幸で、苦痛に満ちた側面ー過去や現在ーを探求することができるのである。」と語っています。
この「安全基地」の役割は、ウィニコットの「ホールディング(holding)」の概念と酷似しています。
病棟をひとときの家庭と想定することができれば、ウォーターベッドの個室は、親の懐か、母親の子宮のような存在として提供する必要があるわけです。
その雰囲気をつくりだすのは、対応するスタッフの姿勢と言動、ふるまいです。
Dの心理的要求を、全面的に温かく受け止めていく方針で臨みました。
その結果、ここが安全な場所で、自分の周りにいる大人が安心できる人だと感じられるようになると、甘える行動がでるようになりました。
3週間で、いままでずっとがまんをして心の中に抑え込んできた無力感、怒り、不満の感情を一気に爆発させていったわけです。
発達心理学的には、Dは再接近期に赤ちゃん返りを繰り返しながら(事実、Dは赤ちゃんことばを使っていた)、甘えの満たし直し(re-attachment)をしていたことになります。
乱暴で、わがままな言動は、喜怒哀楽を表出できたこととして意味があり、これも、再接近期レベルのやり直しと考えることができます。
渡部は、多くの臨床事例で、再接近期の愛着行動と葛藤の満たし直しが体験できると、子どもの心はほぼ年齢相当のレベルに進展していくことを報告しています。
Dの6週-10週にかけての変化が、まさにこの過程を示すものです。
その変化は、情緒的な安定・体重の増加と食行動の安定、あかちゃんことばの減少、年齢並みの遊び、乱暴な行動とわがままな言動の消失などです。
そして、Dが、感情の表出や意志の表現が比較的に早かった理由は、先に記した生後から乳児院に預けられる8ヶ月間を、父方の祖母が、母親代わりとして子育てをおこなっていることと、16ヶ月間に及ぶ乳児院の生活で、心の安全基地を察知する感性を、原体験として、身体が覚えていたこと、そして、この24ヶ月間で、喜怒哀楽の感情や要求をだせる体験を身につけていたことです。
その結果、無意識的なこれらの記憶が呼び起され、比較的早い表出に結びついたわけです。
仮に、このような体験が学習していなければ、かかわる大人が、基本的信頼を獲得し、子どもが自己表現をするまでには、膨大な時間とエネルギーを要することになります。
状況によっては、母子共生期にまで遡って、心の満たし直しが必要となるわけです。
と同時に、将来、精神医学的なトラブルを招く可能性が高くなっていくわけです。
トラウマを受けたときに、一番ツラいのは、その瞬間、瞬間の無力感です。
頼りにしている親から理不尽な暴力を受けたとき、「嫌!」とか、「なぜ?!」と叫ぶことができず、自分が悪い子どもだからといいきかせてがまんする以外に、心の均衡を保つことができなかった無力感です。
これからも、親に自分を守ってもらわなければならない幼児にとって、見捨てられまいと心に蓋をするしか生きる術のなかった無力感です。
こうした無力感には、激しい悔しさと怒りの感情が押し込められていきます。
トラウマが大きければ大きいほど、こうしたマイナスの感情を体内の記憶から消し去ることは難しくなります。
*-17 ある対象に対して、相反する感情を同時に持ったり、相反する態度を同時に示したりすることで、「両価感情」などと訳されます。
*-18 ディタッチメントとは、「分離」、かかわりがないこと、超然とした態度をとることです。


** ①-a)DV・デートDV・性被害に関する相談、-b)家庭裁判所への「婚姻破綻の原因はDVにある」とする離婚調停の申立て、地方裁判所への保護命令の申立て、警察への被害届の提出に向けての支援依頼、②DV被害の状況をまとめるためのWord文書フォーマット(DV・夫の暴力、子への虐待チェック・ワークシート;「Ⅲ-3.暴力の影響を「事例」で学ぶ。(Ⅰ)添付資料:ワークシート」の中の「DV・夫の暴力、子への虐待チェック・ワークシート」)の送付依頼、③カテゴリー〔Ⅲ1-9〕掲載『暴力の影響を「事例」で学ぶ。虐待とDVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き(3部5章42節)*』のPDFファイル送付依頼については、カテゴリー〔Ⅰ-I〕の中の「<DV・性暴力被害相談。メール・電話、面談>..問合せ・相談、サポートの依頼。最初に確認ください。http://629143marine.blog118.fc2.com/blog-entry-501.html」をご確認いただければと思います。


2016.3/3 ブログ再編成(第3次改訂)に伴い、主記事として掲載
2016.9/9 「暴力の影響を「事例」で学ぶ。虐待とDVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き(目次)」を、「暴力の影響を「事例」で学ぶ。虐待とDVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き」と「目次」に分割し、掲載
2017.3/21 「手引き」の「はじめに」を「改訂3版」としての編集により、「暴力の影響を「事例」で学ぶ。虐待とDVの早期発見・支援。母と子どもが暴力から脱するための手引き」、「目次」、「はじめに」、「プロローグ」として掲載
* 「第1章」以降、つまり、カテゴリー「Ⅲ-3」-「Ⅲ-10」の「改訂3版」については、改訂作業を終えた「章」から差し替えていきます。




もくじ   3kaku_s_L.png   [Ⅲ-4]Ⅱ.児童虐待と面前DVの影響。暴力のある家庭で暮らす、育つということ
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