あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅰ-C]あなたは大丈夫ですか?

夫からの暴力・DVを受け、誰にも話せずにひとりで悩み、苦しんでいるあなたへ..。

 
 あなたは、夫からの暴力の苦しみをひとりで抱え込んでいませんか?(「「DV・夫の暴力チェック・ワークシート」に取り組む前のDV加害者特性チェックシート」を含む) DV被害支援室poco a poco -母と子が暴力に怯えない、子が暴力を学ばない安全安心な暮らしをサポートする会-の活動方針について。
あなたの夫は、自分のことばかり、自己中心的ではありませんか?
それは、単なるわがままではなく、あなたを過剰に束縛、支配するものではありませんか?
いったん怒りだすとあなたの人格すべて否定するような暴言を吐くような極端な態度にでませんか?
あなたは、夫が妻を否定し、批判・非難し、侮蔑し、卑下することばや威圧的な態度は、精神的な暴力にあたる、つまり、ドメスティック・バイオレンス(DV.デートDVを含む)にあたることを理解していますか?

・家事の細かい部分から、食洗機のかける時間まで決められる。服を買えるのは年1~2回だけ。なにを買うにしても、夫にことわりを入れなければならない。「化粧なんてしなくていい!」「髪は短い方がいい」といわれ、結婚して(交際をはじめて)直ぐにロングヘアーを泣きながら切った。学生時代から続けてきたテニスなど趣味は「お金がかかるからダメ」といわれ、友人と会うのも「誰と会うんだ!」と凄まれる。一方の夫は、車にお金をかけ、ゴルフやスキーなど好き勝手にでかけていく。他にも・・。
・私の考えや意見をいうと、「なに生意気なことをいっているんだ! なにも知らないくせに!」と怒鳴りだし、いい合いになると、夫は「ごちゃごちゃうるさい! テメエはなにさまだ」「よそ家では、家事、育児、仕事とよく頑張っている。それに比べてお前はなんだ!  なにも満足にできないじゃないか! 外に働きにでているわけでもなく、一日家でごろごろしているだけじゃないか! 何がしんどいんだ! ふざけるな」「家事育児はみんなしてる、義務だ! するのはあたり前だろ! ぐたぐたといわず責任を果たせ!」などと、問題となった話ではない過去の話も持ちだし、一晩中でも罵倒し、私の心をズタズタになるまで叩きのめす。そして、最後は「ケンカになったのは、お前のせいだ! 俺は悪くない」と捨て台詞を吐いて部屋をでていく。
・夫が怒鳴るのは、妻である“わたし”の「態度が悪いからだ」と一括する。そして必ず、前に“わたし”を批判した話を何度ももちだしてくる。「何度いっても直らない。お前は人の話を聞かない。同じことを繰り返しするのは、わざとしか思えない」などと繰り返し非難する。俺がすべて正しく、すべて“わたし”が悪い。原因が夫であっても「お前が・・」とすべて責任を押しつけられる。「普段楽しく過ごしてるのは、俺がいつも我慢しているからだ。お前は家事も満足にできない! 人として大事な部分が欠けている。だから、俺のいうことをきいていればいいんだ」と、日々いわれ、いたたまれない。
・私が結婚前に貯金していたものは、「主婦には必要ない」と夫にとりあげられた。そして、「少しも貯金できないなんて情けない」と罵倒された。化粧をしてでかけると「男に会いにいくのか!」と怒鳴られる。子どもが悪さをして叱っていると「虐待してる!」と批判し、「ママは怖いな。パパが遊んでやるからこっちにこい」と、子どもの前で母親の立場をなくされる。友人とお茶をしに行ったり、実家に行くのも「男に会いにいくんだろ!」と詮索される。家の中に縛られ、息抜きもできない。私が自分の考えや意見をいうと「お前の意見は聞いてない。お前は俺のいうことをきいていればいい。俺の指示にしたがっていればいいんだ! 文句をいうな、バカ!」といい放たれてしまう。
・今朝も食事を用意したら、「時間がないからいらない」と・・。時間がないのは、やりかけのゲームをしていたからだ。何をしても、私がその場にいなくても、いつも悪いのは私にされてしまう。「夜は食べない」といってでかけたから、支度をしていないと「食べる」といい、「なに用意していないのか! なにやってんだ!」と怒鳴る。また夫は、コトあるごとに「俺はお前らのために、働いてやっている」と恩にきせるいい方をしてくる。男が働いて、女が家を守るのがあたり前だとは少しも思わず、とにかく恩をきせるために、威張る。そのうえ、いい合いになると、「もう我慢できない。お前とはやっていけない! でて行け! もう終わりだ、離婚だ!」が常套句だ。また、いつも生活費の時期になると、この手あの手で理由をつけ生活費を入れないようにする。小さい子どももいる。困り果て、懇願する私を見て、ニヤニヤ笑いながら「そんなに金が欲しいなら、土下座して頼むもんだ!」といい放つ。まるで楽しんでいるようだ。「なっ、金がないと困るだろ。その金は誰が稼いでくるんだ。生活費が欲しいなら、俺のいうことをきけ!(いいなりになれ)」と繰り返す。

 これらは、殴る、蹴るといった身体的な暴力ではありませんが、“怒る”“脅す”といった“ことば”や“態度”によることばの暴力、精神的な暴力、そして、経済的な暴力にあたります。いずれもDV(ドメスティック・バイオレンス)です。DV、つまり、夫からの支配のための暴力は、殴られる、蹴られる、髪をひっぱられひきずられる、首を絞められるといった身体的な暴力だけをさすわけではないのです。
 「誰に食べさせてもらっていると思うんだ!」とあなたを卑下し、侮蔑するような暴言、あなたのやることなすことを否定し、非難のことばを浴びせる。外出することを詮索し、仕事にでることを許さない(逆に、「風俗でもなんでも稼いでこい」という)、気に入らないことがあると生活費をわたさない。あなたの気持ちを無視して、無理やりセックスを求められ、拒むと殴ったり、「男がいるから応じられないのか!」と妄想的な嫉妬に狂い暴言を浴びせる。「子どものしつけ、俺の教育方針だから、俺のやることに口をだすな!」と称し、子どもに罰を与える、手をあげるのを防ぐことができず、ただ見続けることしかできない・・。
 あなたが、こうした精神的な苦痛を一度でも感じたことがあるなら、精神的(ことば)、経済的、性的な暴力を受けているといえます。
 あなたは、夫の何気ないひとことやちょっとした仕草に、“夫への怖さや怯え”を感じたことはありませんか? そして、夫の機嫌を損ねないように、気分を害しないように、常に、顔色をうかがう生活に神経をすり減らしていませんか?
 あなたは、世間体が気になったり、実家へ心配をかけたくない、これは夫婦のことだから、子どもが小さいからと“わたし”ひとりが我慢すればいいと、誰にも相談することができずに、ひとりで悩んでいませんか?
 心の中に、“夫への怖さや怯え”を感じて生活していると、何気ないことで何ともいえない不快感に襲われたり、夫の帰宅時間を意識しはじめる時間になると、急にドキドキと動悸がしてきたり、息苦しさを感じたり、ふるえがでるようになったりすることがあります。あなたは大丈夫ですか?
 「よい妻であろうとしているあなた」「よい母親であろうと一生懸命なあなた」「よい嫁であろうとずっと我慢してきたあなた」には、“あなた自身(わたし)”という人はいますか? 
 支配のための暴力・DVのある生活に留まっていると、“わたし”を奪われ、自尊感情や自己肯定感を持てなくなってしまいます。あなたの中に、“わたし”がいなくなってしまうことが一番心配なのです。
 あなたが勇気をだして、一歩を踏みだすことができたら、うそ偽りのないあなた自身“わたし”をとり戻すことができます。
 ずっとひとりで我慢して、耐えてきた辛くて、やるせない、悔しいあなたの思いを“誰か”に話してみませんか? “誰か”に話すきっかけとして、夫のどのような行為が暴力・DVにあたるのか、「DV・夫からの暴力チェック・ワークシート(にもとづく「DV被害状況書」)で確認し、あなたが夫から“なにをされてきたのか”を正しく理解できるように書き込みをしてみてください。
 私は、その“誰か”のひとりです。


 夫からの支配のための暴力・DVを受け、誰にも話せずにひとりで悩み、苦しんでいるあなた..。
 DV環境のもとで、自身も暴力を受けて暮らすことを余儀なくされているあなたの子どもたち..。
DV環境で暮らし、いまACという十字架を背負って苦しんでいるあなた..。
 そして、DVなんて夫婦のことだろ、子どもへの虐待といったって、しつけじゃないの..所詮、家庭内のことと“暴力”を容認している多くの方々..。
 あなたには、支配のための“暴力”の生みだす凄惨さ、残酷さを知っていただけたらと思います。

 DV加害者(バタラー)は賢く計算し、暴力(身体的、精神的、性的、経済的)によって、いうことをきかせられる相手、王様気分を味わえる相手を選び、“巧妙に”あなたの心に入り込んできます。罪を問われないとタカを踏んでいる妻や子ども、交際相手に対してだけ“しつけし直す”という名のもとの支配のための暴力・DVをふるうのです。
 ことばによる暴力(精神的暴力・モラルハラスメント)による“PTSD(外傷後ストレス障害)”の発症には、<DV法>の適用より重い<傷害罪>が適用される動きもあります。支配のための暴力・DVの背景のひとつには、男だから、女だからといった考えにもとづくジェンダー(性的役割)があります。
 暴力は、あなたを怖がらせて思い通りにしたいから、支配するための手段だということです。バラターにとって、力ずくで相手(サバイバー)を操る快感ははかりしれず、王様気分になれることが、ことのほか自尊心をくすぐるのです。同時に、暴力のあとには、優しいことばを巧みに操っていきます。相反する<拒絶と受容>の行為を繰り返される“恐怖”と“混乱”の日常生活の中で、気がつかないうちにどんどん精神的にコントロールされていきます。そして、「いまは暴力は酷くないから」「暴力をふるわないときは優しい」「子どもが懐いている、子どもはパパのことが好きだから」「子どもの問題行動や精神的症状は、私にも原因がある」「やっぱり経済的なこと、生活できるか不安だから、せめて子どもが学校をでるまで我慢する」と、いつの間にか自ら逃れられない理由づけをし、自分自身にいい聞かせ、納得させてしまうようになっていきます。
 中には、「夫といい争いをしていることで、自分の存在を確認しているところがある。別れたら自己存在を見失ってしまいそう」と、<共依存>ともいえる夫婦関係に陥ってしまってしまう場合も少なくありません。気を惹くために“ちょっかい”をだし、ケンカに発展する兄弟姉妹のように、口ごたえしたこと、逆らったことへの“罰・いましめ”としての“無視される(口をきいてもらえない)”といった苦痛を避けるために、自ら暴力を受ける(かかわりを持ってもらう)ように仕向けていくことさえあります。暴力による脳への刺激は強烈なため、薬物やアルコール、ギャンブルやセックスなどのように、脳が強烈な刺激を求めてケンカを仕掛けていくこともあります。
 暴力をふるう夫と過ごす時間が長くなればなるほど、自分ひとりの意志では、逃れるのは難しくなってしまいます。そう考えてしまう原因は、夫からの暴力によって、あなたの心が傷ついてしまっているからです。
 繰り返されてきた暴力は、あなたにとって“慢性反復的トラウマ”となって脳にダメージを与えています。心のダメージは、セラトニンが暴力によるストレスをまかないきれなくなりうつ症状を伴ったり、不安障害やパニック障害、C-PTSD(複雑性心的外傷後ストレス障害)の症状を伴います。
 さらに、あなた自身が、暴力のある家庭で育っているなら、母親に相談しても「私もそうだったけれど、我慢して、お前たちを育ててきた。男なんてそんなもの、お前も我慢しなさい」と一括されてしまい、実家を頼ることも期待できず、孤立無援となり、事態を悪化させてしまうことも少なくありません。
 バタラーやストーカーになる人に共通する特徴は、相手の気持ちがまったくわからない、相手の気持ちを察することができないといった“共感性の欠如”、自身の虐待経験(アタッチメント(愛着形成)の獲得失敗)にもとづく“共感性の喪失”です。ですから、バタラ-に対して、どんなに窮状を訴えても、何も心に響かないのです。かえって、サバイバーを操っていると快感をえるだけです。
 被害者を色眼鏡でみたり、「どこの家庭だって、そんなものよ。そのぐらい我慢しなくちゃ」など、被害者を追い詰めてしまうことばをかけないで、「大丈夫ですか? ひとりで抱え込まないで」と声をかけて欲しいです。
 そんな思いから、つたない内容かもしれませんが、私のとり組んでいるDV被害者支援、支配のための暴力・DVのある家庭環境で育ったことに起因してAC(アダルトチルドレン)を抱えている人たちに対してのカウンセリングなどの“情報”を公開して、記録を残しておくことによって、いまひとりで悩んで、苦しんでいる“誰か(あなた)”に情報を伝えることができると思い、もうひとつブログ「あなたは、夫からの暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある環境で暮らす子ども心を守ることを忘れていませんか? http://629143.marine.blog118.fc2.com/」を立てることにしました。

 あなたにとって、いま、何より大切なのはDVに対して正しい知識を得ることです。次に、近親者以外の第三者の“誰か”、DV支援機関の助言や助けを受けながら、妻であるあなたに暴力をふるう夫に対して、DVは暴行・傷害罪に該当する犯罪行為であるという自覚のもと、毅然とした態度で、感情を抑え、冷静に対処して欲しいのです。
“あなたらしさ”、つまり、“わたし”をとり戻すために一歩を踏みだしていただければと思います。
 ご一読いただき、DVから逃れる、囚われから解き放たれるきっかけへの何らかの気づきになれば幸いです。
 あなたが、事実を知ることの怖れを憂うも、夫という仮面を被った怪物モンスターという本当の姿を“明らめ”て、新たな人生を踏みだすために“諦める”ことを切に願っています。


2010.10.2(10.4)
DV立証支援と心のケア..DV被害者とともに
DV被害支援室poco a poco 庄司 薫

2013.2/17 加筆訂正




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