あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅶ-11]<家族問題。親殺傷・ひきこもり。性同一性障害>新聞事件簿。どう向合う

<佐賀新聞>自立への苦悩【下】 「共依存」やめ 関係再構築

 
 サイコパスや自己愛性人格障害、自己正当化型ADHD、アスペルガー症候群を患う夫と暮らす妻や子に与える深刻な影響 <佐賀新聞>自立への苦悩【中】 責任 なすりつけ合い
佐賀新聞 09年10月1日

 ギャンブル依存症への理解が次第に深まるのと同時に、藤野由香(60)=仮名=は、自分自身の問題にも気づき始めた。次男裕文(33)=仮名=との「共依存」の関係だ。

病気と認める
 共依存とは、だれかの感情やニーズにとらわれて必死になり、自分自身の感情や行動に焦点を当てることができなくなっている状態のこと。本人より先回りして考え行動し、責任の肩代わりをする。自分がどうしたいか、どう生きていくかではなく、常に「だれか」のために考え、行動することで、自分自身の存在や役割を確認する。
 裕文の「お金がない」の言葉に、財布を持ってATMに向かっていた自分の姿が頭に浮かんだ。「裕文だけの問題ではない」。家族が互いに自立する必要性を強く感じた。
 今年の初め。「泥棒が。出て行け」「仕事せろ」となじっていた夫の唯士(61)=仮名=が裕文に「お前、病気ばい」と言った。久しぶりに聞く穏やかな声。唯士がギャンブル依存症を病気と認めたのは、初めてだった。  冷静な言葉に、裕文は肩を落としてその場に座り込み、「どうにもならんごとある」とつぶやいた。そして「パチンコのなかとこに行きたか」と言った。その日の夜、父と息子は長く話し込んでいた。

自ら選び入院
 「病気ではなく、意志の問題」とかたくなだった唯士が、病気を認めたことがきっかけになったのか。7月、裕文は自ら選択して県外の病院に入院。回復への一歩を踏み出した。
 「簡単に治る病気じゃない。退院してもまたパチンコに行って…と嘆く声も家族会でよく聞くから」。由香は過度の期待は抱いていない。ただ、見えてきた「一筋の光」に少し、ほっとしている。
 離婚まで考えた夫との関係も変わった。若いころのベタベタした愛情ではなく、子どもを中心にした生活とも違う。まず自分自身が精神的に自立した上で、「より深く、愛したい」と思うようになった。
 これからも、多くの困難が待ち受けているだろう。ただ、暗い迷路のような時間を過ごした今、ありのままに現状を受け止め、一つ一つを解決していこう。そう考えている。



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