あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

DV被害支援室poco a poco 庄司薫のコラム

DV環境..あなたには、0(これからも暴力を受ける続ける環境で暮らし続けるか)か100(いまの生活環境のすべてを捨て去る)の選択しかない。

 
 「正法眼蔵」の中から.. <佐賀新聞>別れの決断【下】 子どもたち 自由に行き来
 女性や子どもが、DVや虐待行為から逃れるには、①いまの生活環境のすべてを捨て去る、の”100”か、②これからも、今のまま暴力を受け続ける環境で暮らし続けるか、の”0”か、どちらかひとつしかない。
 そう、どちらかしかない。
 その中間を選ぶことは、自分の意志を持たず、ただ人形のように痛みを感じないように心を亡くし、いや心を自ら壊して生きることの選択ともいえる。
 あなたは夫や、親への反発心を完全に封印し、悔しい、哀しいといった感情を持たない人形になりきらないといけない。つまり、尊厳のある人として生きることを止めないと、それができないと、本当の悲劇を新たに生んでいく・・。
 異常な状態を正常なことと感じ、思うように心を闇の中に導いていく。
 異常な中での、正常な反応の解離..。暴力を受け続けることで、精神を病まないように、心を壊さないように<脳の防衛システム>が働く。心を守るために、心を病ませるように働く。そして、大きな十字架を背負って生きなければならなくなる。
 それが、人が暴力で縛られ、操られるということ..。

 暴力は、決して許してはいけない。
 夫からなんらかな暴力を受けている女性は、8人に一人、6人に一人ともいわれる。そこに生活をともにする子どもも然り、暴力を受けている。中には、夫から暴力の病んでしまった母親からも、暴力を受ける子どももいる。
 きっとあなたの側にいる女性と子どもへの暴力に、気づいて欲しい。
 そして、気づいたり、察したら、勇気を持って、第三者の”誰か”に、そのことを話して欲しい。
 ただ、匿名で伝えるだけでいい。
 それで、救われる命と心がある。
 そのことを知って欲しいと、切に願う。


※「さようなら」の前に..第4章。暴力から逃れ、傷ついた心に寄り添う 2010.9.27 

※ DVの本質は、本来対等であるはずの男女(夫婦間、交際者間)の関係に、上下の関係、支配と従属の関係を成り立たせるためにパワー(力)を行使することですから、”関係性”で理解する必要があるわけです。つまり、「上にたとう(支配しよう)とする者」と「下におかれる(支配され、従属させられる)者」という”関係性”であることから、①カテゴリー[Ⅲ-2]「Ⅰ-3.DVは、夫婦の関係、親子の関係になにをもたらすか(1)-(6)」、②「Ⅲ-2」「Ⅰ-4-(2)デートDVから結婚に至る経緯」に目を通していただければ、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法、いわゆるDV防止法)」第二条の三にもとづいて作成される「都道府県(市町含む)基本計画」の中で「対象とする暴力として、身体的暴力、性(的)暴力、精神的暴力、経済的暴力がある」との記載が意味するものについて理解を深めていただけると思います。
 そのうえで、本記事のテーマ、相反する拒絶と受容のことばやふるまいを繰り返されることにより思考混乱をおこし、暴力の恐怖により機嫌を損ねないように意に添うようにふるまうなど、暴力に順応することで生活を続けざるをえなくなった、つまり、暴力のある環境で生活を続けること=マインドコントロール下におかれてきたのかを理解していただくには、加害者特性の理解、つまり、DV加害者がどのようにふるまうのかを理解すること、その支配するための暴力により、被害者はどのような“負”の思考パターンに陥っていくことになるのかを理解することが大切です。
 したがって、③カテゴリー[Ⅲ-6」「Ⅳ-24.DV加害者に共通する行動特性」に目を通していただき、その中で説明している「感受性訓練に似通った言動パターン」を頭に入れて、④カテゴリー「Ⅲ-2」「Ⅰ-5.被害者心理。暴力で支配、マインドコントロールされるということ」に目を通していただくことによって、“人との関係性”のいう捉え方でDVを認識することがいかに重要なことなのかを理解していただけると思います。

2016.6/10 ブログ再構成・再編集にともない「※」の記述に加筆


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