あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅶ-5]<虐待>新聞事件簿。隣の家の子どもは大丈夫?子どもを助けてあげて!

<産経新聞>なぜ虐待死は防げないのか(5) そのとき地域は・・通報への「迷い」乗り越えて

 
 <毎日新聞>放火 元夫、看護師の部屋に 逃走途中に転落し死亡 <産経新聞>なぜ虐待死は防げないのか(4) そのとき警察は 「家庭に入らず」は昔話 福祉と刑事”呉越同舟” 児童虐待
2010/07/24 19:28

 5月最後の土曜日の夜、千葉県内の国道を車で帰宅していたパート、石原恵さん(28)=仮名=はライトに照らし出された子供の姿を見つけた。小学2年の男児だった。「お父さんとけんかした。8時くらいから外にいる」。時計を見ると午後11時だった。
男児は「家を出されることはたまにある」と言ったかと思えば、「僕のことを捜していた」と親をかばうような言葉を口にした。
 ひょっとして、虐待?
 車で送ったが家へ入らない。ドアをたたいて「すみませーん」と呼びかけても反応はなかった。午前0時を回っていた。時間が時間だったため警察以外思いつかず、最寄りの警察署へ向かった。「無理に自宅へ戻さず、『そういうこと』が考えられたら児童相談所へ通告します」との警察官の言葉に、男児を託した。
 石原さんは「あの道を通るたびに思いだす。あのまま『気をつけて帰ってね』と別れていれば、すんなり家へ帰れていたのではないか。私が通報したことで親からひどい仕打ちを受けたのではないか。そもそも本当に虐待だったのか」と自問し、こう続けた。
 「よく、『虐待を見つけたら通報を』と簡単にいうが、実際は難しい。私の通報が、その子供の人生を決めてしまいかねない」

 ■8割が相談せず
 《児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに通告しなければならない》
 児童虐待防止法はこう定めている。通告(通報)は国民の義務である。専門家は「法律上の通告先は児童相談所や市区町村だが、110番などまず思いついたところへ連絡してほしい」と呼びかける。
 愛知県豊橋市が平成19年、市内の成人約2千人に調査したところ14%が「周りの子供が虐待を受けているのではないかと心配したことがある」と答えた。にもかかわらず、そのうち81%の人はどこへも相談していなかった。理由は「虐待かどうか分からなかった」「しばらくしたら落ち着いた」「大ごとにしたくなかった」-の順だった。
 なぜ、虐待死は繰り返されてしまうのか。連載を通じて浮かび上がったのは、教師が、行政の職員が、医師が、そして地域のわれわれが、さまざまな場面で、それぞれの理由で、ためらい、躊躇(ちゅうちょ)している現実だった。「確証がない」「もし間違っていたら」「できればかかわりたくない」…。
 それでは虐待死は防げない。

 ■「周囲で支えよう」
 わが国の児童虐待対応の先駆者の一人で「子どもの虐待防止センター」前理事長の故・坂井聖二医師は「子供を地域で支えよう」と口癖のように話し、理由をこう語ったという。
 「地域の人のほうが人数が多いから。行政の職員やケースワーカーは1人の子供に1人しかいない」
 東京都江戸川区の岡本海渡(かいと)君=当時(7)=が暮らしたアパートの向かいのアパートに住む30代の男性は、海渡君の笑顔を覚えている。自転車の乗り方を教えたこともあったという。
 昨秋、海渡君の顔のあざに気づいた。母親は「飼い猫に引っかかれた」と話し、海渡君は「大丈夫、大丈夫」と答えた。
 男性は自身に言い聞かせるように話した。
 「事件後、区や学校が通告した、していないともめていたが、海渡が死んだ、これが現実だ。いろいろなサインがあったのかもしれない。自分も気づいてやれなかった。周りがもっとできることがあったんじゃないか」(終わり)
(子どもの虐待防止センターの相談電話は、03・5300・2990)



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