あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅶ-5]<虐待>新聞事件簿。隣の家の子どもは大丈夫?子どもを助けてあげて!

<産経新聞>なぜ虐待死は防げないのか(2) そのとき児相は..20年間で虐待38倍、職員は2倍・・児童相談所、対応に限界

 
 <産経新聞>なぜ虐待死は防げないのか(3) そのとき病院は 判断、通告・・2つの「ためらい」 児童虐待 <産経新聞>なぜ虐待死を防げないのか(1) そのとき学校は 海渡君事件で起きた「ボタンのかけ違い」 児童虐待
2010/07/21 18:15

 私を助けてくれる最後の場所だ。そう信じて受話器を握りしめていた。神奈川県に住むパート社員、永野美穂さん(24)=仮名=は小学6年のとき、友達の家から児童相談所へ電話で自ら通告(通報)した。実父からの虐待に耐えかねてのSOSだった。
実母がDV(配偶者間暴力)を受けた末に家出し、酒乱の父に毎日殴られた。「お前は弟のお姉ちゃんであり、お母さんであり、おれの奥さんでもある」と夜中も家事をさせられた。電話口で「保護してもらえませんか」と訴えると、男性の声はこう言った。
 「お父さんからも話を聞かないと…。もう一度話し合うことはできませんか」
 中学3年から家出を繰り返し、卒業直前、警察に保護され児童相談所へ連れて来られた。その2年前の平成12年に児童虐待防止法が施行されていたが、女性職員の対応は次のようなものだった。
 「施設に空きがないので入れません。家出を繰り返していて、施設で過ごせるの」「18歳まであと2~3年、がまんできないの」
 がまんしろ。「そう聞いて、もう何も話せなくなった」。面接室のドアを開けると、呼び出された父の姿が見えた。ぞっとして、ヒールを脱ぎ裸足(はだし)で駅の方角へ駆けた。

 ■「二層構造」の谷間に
 児童相談所は都道府県の施設で全国に204カ所ある。対応に当たる児童福祉司は全国で2428人。20年前から2・2倍に増えたが、同じ期間に児童虐待は38倍になった。東京都の元児童相談所長は「対応は限界を超えている」と話す。
 児童相談所に併設する一時保護所は全国に124カ所あるが、都市部では満員状態。受け皿である児童養護施設も足りず、原則2カ月までの一時保護が半年、1年と延びる子供も少なくない。その間、学校へも通えず施設内で勉強する。
 関東地方の一時保護所に勤める30代の女性児童指導員は「学校へ行きたいと訴える児童や、布団を頭からかぶって眠る幼児もいる。みんな不安なのです」。
 児童相談所の負担軽減のため、法改正により17年から虐待の通告先に市区町村が加わり、市区町村が最初に対応した上で、難しいケースは児童相談所へ送る二層構造へ切り替わった。だが5年が過ぎ、自治体間に能力差が出てきている。
 東京都江戸川区の岡本海渡(かいと)君事件では、通告を受けた区の「子ども家庭支援センター」が小学校へ対応を任せきりにしたが、センターで海渡君ら小学生を担当していた非常勤職員は専門性のない小学校の元校長。いわば校長の再雇用の職場だった。
 事件を検証した都の検証部会の副部会長、平湯真人弁護士(67)は「二層構造にしたことで、かえって両者の谷間に落ちるケースも出ている。未熟な市区町村は児童相談所がもっと下支えすべきだ」と話す。

 ■「明るい場所へ出られた」
 宮城県の主婦、大川麻衣さん(25)=同=は7歳のとき両親が離婚し、引き取られた実父に身体的、心理的、性的、ネグレクト(育児放棄)とすべての虐待を受けた経験を持つ。高校卒業の間際、近くに住む父方の叔母が実母に連絡し児童相談所へ通告が行った。職員2人が間に入り母の再婚家庭へ迎えられた。父とは裁判で縁を切った。
 「職員から『よく頑張ったね、大変だったね』と言われたとき、ようやく明るい場所へ出られたと思った。あのとき職員が行動してくれなかったら、今ごろ私は死んでいたと思う」
 現在、3女の母という彼女はこう続けた。
 「虐待された子供



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