あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅶ-5]<虐待>新聞事件簿。隣の家の子どもは大丈夫?子どもを助けてあげて!

<産経新聞>なぜわが子を傷つけるのか(3) 泣き叫ぶ姿「面白い」 子供で遊ぶ「ペット虐待」親たち

 
 <産経新聞>なぜわが子を傷つけるのか(4) 小さな体はミイラのようだった・・ネグレストの果てに <産経新聞>なぜわが子を傷つけるのか(2) 虐待の「世代間伝達」 愛されなかった過去・・親への憎しみ、娘に
2010/04/14 17:51

 「子供をオーブンに入れた理由は何ですか」
 「特にありません。本当にいたずらというか、入れてやれ、と」

 2歳の長男をごみ箱に入れて窒息死させたとして、懲役11年の判決が確定した東京都練馬区の建築作業員、菅野美広受刑者(35)。先月24日、東京地裁で開かれた妻、理香被告(35)=懲役7年判決、控訴=の裁判員裁判で証人出廷し、実の子をガスオーブンに入れた動機を淡々と説明した
「熱いものが理解できる年齢なのか試そうとスイッチを入れた。入れたのはおれです。すぐ消せば大丈夫だと思った。理香はたばこを吸ったりしていた。あと、洗濯機にも入れた。洗濯物も入っていたと思うが、その上にかぶせるように入れ、電源を入れた」
 厚生労働省によると、年間4万件を超える児童虐待では平成16年以降、心中を除いても毎年50~60人の命が奪われている。中でも、2歳の次女の胸をエアガンで撃つなど、子供を使って遊んでいるとしか受け取れない、常軌を逸した行為が目立ってきた。
 東京都足立区で昨年4月、2歳の長女をベビーバスの熱湯に1分ほど入れ両足に重症のやけどを負わせたとして、19歳の母親と友人の少女が逮捕された。きっかけは、長女がシューマイが熱かったためはき出した様子を見て、テレビでお笑い芸人が熱湯に入る場面を思いだしたことだった。
 母親らは容疑を認め「泣き叫ぶ長女の姿が面白かった」と供述したという。

 ■例外でない存在
 虐待を引き起こす4つの要素として、子供時代に愛された体験がないこと、生活ストレス、孤立、親の意に沿わぬ子であることが指摘されていることを前回紹介した。だが、山梨県立大学の西沢哲教授(52)=臨床心理学=は「4要素では説明がつかない、加虐性が強く了解不能な虐待がここ3~4年、無視できなくなってきた」と指摘する。
 西沢さんは埼玉県蕨(わらび)市で4歳の次男が「お水を下さい」と哀願しながら衰弱死した事件をあげた。「食事を与えず、目の前でわが子が衰弱死していくのを受け入れる親の心理は了解不能なものだ。いったい何が起きているのか。むろん人類として全く例外的な存在なら理解する必要はないが、どうも例外ではないようなのです」

 ■「心の闇」解明必要
 精神科医の斎藤学さん(69)は「『しつけをしただけ』と言い張る虐待と、まるでペットを残虐に扱うかのような虐待は異なるもので、一線を画すべきだ。『しつけ虐待』は家族の枠組みの中で起きる一方、家族の枠組みが崩壊したところで起きてしまうのが『ペット虐待』だ」とみる。
 一方、西沢さんは「正直に言って分からない。殴るけるのような発作的なものではなく、いわば慢性的な加虐性がどこから生まれてくるのか。それを理解するためには、われわれは親たちを断罪するのではなく、親たちと向き合わなければならないと思う」と話す。
 ごみ箱窒息死事件の法廷。理香被告への被告人質問では、女性検察官が「あなたは働いていませんでしたよね」と尋ねたところ「家で働いていますよ」と反論したり、「私は母親です」と反発する場面があった。対決姿勢に終始してしまい、「心の闇」の解明まではたどり着かなかった。
 西沢さんは「現在の司法システムはそうした心理を理解するには十分ではない。今、社会で起きている重大な変化を理解し、虐待に苦しむ子供と親を援助するために、司法は別種の社会的責任を果たす時期にきている」と訴える。



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