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[Ⅶ-5]<虐待>新聞事件簿。隣の家の子どもは大丈夫?子どもを助けてあげて!

<産経新聞>なぜ親は一線を越えるのか!(5) 支援から逃げる 児相の手紙、母が黙殺

 
 児童虐待の防止等に関する法律 <産経新聞>なぜ親は一線を越えるのか(4) 「マムズ・ボーイフレンド」 ママの彼氏・・虐待リスクに
産経新聞 9月25日(土)7時56分配信

 児童相談所の職員が残した手紙を23歳のシングルマザーは黙殺し続けた。社会を揺るがした大阪市西区の2幼児遺棄事件。住民から3回の虐待通報を受け、職員が5回の家庭訪問を重ねながら、子供たちの存在さえ確認できなかった。

 4、5回目の訪問の際、職員は連絡を求める手紙を残した。最初はマンション1階の集合ポスト、次はドアポスト。所定の封書に、あて名は不明のため空欄、差出人として児童相談所と職員の名があった。

 手紙は事件後、警察による現場検証で室内の簡易キッチンから見つかった。母親は手紙を手にしても自ら連絡を取ろうとはしなかった。A4判で、2通ともこう手書きされていた。

 《お子さんが泣いているという知らせを聞いたため調査しております。つきましてはお子さんのご様子をお聞きしたいと思いますので当方までご連絡ください》

 児童相談所は「連絡が取れない場合の通常の対応だった」と話すが、東海学院大学の長谷川博一教授(51)=臨床心理学=は「読んだ母親はおびえただろう。子供を放置しているのがばれたんじゃないか、まずい、逃げなければと」。

 ◆助言は「けど」付き

 大阪の事件で明らかになったのは、従来の福祉の「支援」に近づかない親たち、支援から逃げる親たちの存在だった。

 長谷川さんは「支援を求めないのは言われることが予測できるからだ。福祉の指導には『あなたの気持ちは分かるけど』『つらいのは分かるけど』と必ず『けど』がつく。彼らは同じことを親や教師からも言われてきた」。

 岐阜県の主婦(27)は長男の3歳児検診の際、長男が保健師と会話しなかったことから「母親と接する時間が十分ではないのでは」などと注意された。

 「助言のつもりかもしれないが『あなたの育児は不合格』と言われたようだった。支援と言いながら欠点を責め立てられるのでは、母親は孤立するしかない」

 児童相談所の職員は「どんなアプローチの仕方でも支援に防衛的になる親はいる。うちが前面に出ると身構える親には福祉事務所の職員を間に立てるなど工夫しているが、そもそも他人とかかわることが苦手な親もいる。難しい」と話す。

 ◆「目を閉ざさないで」

 「一線」を越えてしまう親たちの心を考えてきた。だが一線を越えないまでも子育てに迷いは尽きない。育児に悩み、孤立を感じるからといって一線を越えることを正当化する理由にはならない。こんな体験を持つ人もいる。

 東京都の会社員、野村みずほさん(34)=仮名=は25歳のとき夫と離婚した。長男は1歳だった。頼る身内はなく養育費もなかった。正社員の募集は子供がいたため十数社落ちた。

 「この子さえいなければと思う夜が何度もあった。でも一方で、この子のために頑張ろうと思う夜もたくさんあった」

 シングルマザーが借りられた部屋は小さなアパートだった。右隣に30代のエンジニアの男性が暮らしていた。野村さんは郵便受けに手紙を入れた。

 《子供の夜泣きでご迷惑をおかけしてすみません。気になることがあれば言ってください》

 数日後、ドアのノブに風船がくくられ、小さなメモが添えられていた。

 《全く問題ありません。よかったらお子さんにどうぞ》

 直接話したことはない。りんごや柿をおすそ分けし合う、ドアノブのつき合いが続いた。長男は今年10歳になった。自身は設計事務所で正社員として働く。

 「ここまで来られたのは他人だけど身近な人の励ましのおかげだった。人とのつながりのためだった。周りに目を向けてほしい。目を閉ざさないでほしい」=おわり



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