あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅶ-3]<デートDV。ストーキング・リベンジポルノ>新聞事件簿。嫉妬・執着

<毎日新聞>デートDV

 
 <宮崎日日新聞>「闇を抱えた恋人たち 県内デートDVの現状」上・癒えない傷 <産経新聞>「デートDV」あなたは大丈夫?
毎日新聞東京朝刊 2008年1月24日 望月麻紀記者記名記事

実態は 行動報告強要、金を返さない、避妊せず・・・
--内閣府が初調査--
◇暴力に発展のケースも
 交際相手の支配的な態度に違和感を感じながら、交際を続けている若者が少なくない。中には、「デートDV」(恋人による身体的もしくは精神的、性的な暴力)の域に達しているケースもある。内閣府の調査結果を参考に、実態と対応策を探る。【望月麻紀】

●言動で支配
 東京都内に住む20代女性は大学時代、難関大学に通う男子学生と付き合った。サークルの部長を務め、人付き合いのいい人だった。しかし彼女の前では「死にたい」と弱音を吐き、いら立った。言葉や体で慰めを求める一方で、人前では彼女をばかにする言動を見せた。
 それでも彼女は別れられなかった。「彼の弱さを知っているのは私だけ。救ってあげたい」と思った。また、ばかにされることで自分に自信が持てなくなり、彼のために尽くすことが唯一、自分の存在価値を感じられる場になっていた。
 9カ月の交際後、離別を切り出したのも彼の方だった。「殴るとかの暴力はなかったけれど、言葉や態度で彼から支配されていた」と、彼女は振り返る。

●恋愛=束縛?
 似たような交際を経験している若者は少なくないようだ。内閣府が昨年行ったインターネット調査でも「1日に何度も電話やメールで行動を報告するよう命じられた」などの具体例が寄せられた。
 調査は10~20代の未婚男女を対象に、恋人から受けた行為を尋ねた。男性128人、女性130人が答えた。
 それによると「いつも気を使わされる」と回答したのは男性42%、女性25%。ただ「友達との用事を無理に断らされた」「貸したお金を返してもらえない」「避妊に協力してくれない」などの具体的な強制行為の経験は、女性の方が多かった。
 女子大でもジェンダー学を指導する沼崎一郎・東北大大学院教授(男性学)は「異性の友達が増え、友達関係との差別化のため『恋愛関係では束縛できる』と考える傾向は男女とも強い」と、最近の関係を分析する。その上で、行動を制限したり避妊をしないなどの行為については「恋愛上の『相互束縛』とは区別して考えた方がいい。こうした行為こそ本物のデートDV。見逃すと、傷害やストーカー殺人に発展する恐れさえある」と警告する。
 内閣府の調査でも、殴るけるなどの身体的暴力を受け、けがをした経験がある男女が各1~2人いた。また▽「別れたら死ぬ」「家に火をつける」などの脅迫は女性5%、男性4%▽性的行為の強要は女性9%、男性1%--が経験していた。

●携帯が助長か
 被害事例などをまとめた「デートDV」の執筆者で、DV被害者を支援する「NPO法人全国女性シェルターネット」の遠藤智子さんは「各地の支援スタッフからも『デートDVの相談が増えている』と聞く。加害者も被害者も生まないために、予防教育などの対策を急ぐべきだ」と警鐘を鳴らす。
 遠藤さんは、増加要因の一つに「携帯電話の普及」を挙げる。「いつも身につける携帯電話が支配を簡単にし、男性の暴力性を助長している」と言う。今回の内閣府調査でも「電話に出なかったり、メールにすぐ返信しないと怒られた」は男性45%、女性32%が経験。女性の11%と男性の4%が「1日に何度も定期的に電話やメールで行動を報告するよう命じられた」と答えた。女性の4%は専用の携帯電話を持たされていた。
 ただ、今回の内閣府調査は初の本格的な実態調査で、デートDV対策はまだ緒に就いたばかり。配偶者や内縁関係に限定されているDV防止法の適用対象を、恋人まで拡大するかどうかは今後の課題だ。自分自身はもちろん、家族や友人らの交際関係に「おかしいのでは」と疑問を持ったら、専門機関や警察に相談するよう、遠藤さんは助言する。
 シェルターネットは、DV危険度を示す恋人の行動のチェックリストを公表している=表参照。相談は、都道府県の女性センターや配偶者暴力相談支援センターなどで受け付けている。

■デートDV危険度チェック
 (全国女性シェルターネット作成、女性向け)
□いつも一緒にいることを要求する
□嫉妬(しっと)心が強い
□異性の友人との交流を許さない
□電話やメールが頻繁で、すぐ対応しないと怒る
□行動のすべてを知りたがる
□デートの内容は全部彼が決める
□服や髪形などで好みを押し付ける
□感情の起伏が激しく突然怒り出す
□手をつないだり腕を組んだりいつも体に触れる
□女性が意見を述べたり主張したりすることを嫌う
□女性の家族の悪口を言う
□交際相手を所有物のように扱う
□避妊具を使いたがらない
□別れ話になると「自殺する」と脅す
□重要な判断を女性に任せ「お前次第だ」と言う
 ※該当項目が多いほど危険度が高い



○デートDVの防止/ストーカー被害の防止、「別れ」を切りだしたあとのストーカー理解について
 ⇒カテゴリー[Ⅴ-Ⅰ]DV予防・啓発..「デートDV」誌上講座(「ストーカー被害の防止」)
 ⇒カテゴリー[Ⅲ-1](1)DV環境下、被害者は加害者にいかにコントロールされ、心身を蝕まれてか」のうち、「2.エピローグ..婚姻前、怖くて逃れたが、恐怖のストーカー行為が待っていた!」
 ⇒カテゴリー[Ⅳ-1]「Ⅰ.DVは、夫婦の関係、親子の関係になにをもたらすか」のうち、「はじめに。」、「Ⅰ-2-(6)デートDVとストーカー殺人事件」
 ⇒カテゴリー[Ⅳ-2]「Ⅱ.婚姻破綻の原因はDVにある。DVを立証するということ」のうち、「Ⅱ-7-(5)メールのことばから、どのようにストーカーリスクを見極めるか」

○どのような行為がDVにあたるかについて
 ⇒カテゴリー[Ⅳ-1]「Ⅰ.DVは、夫婦の関係、親子の関係になにをもたらすか」のうち、「2-(3)DVとは、どのような暴力をいうのか」、「2-(4)DV被害者にとって、区別し難い解釈」、「2-(5)DVでない暴力、DVそのものの暴力」
 ⇒カテゴリー「(ワークシート)DV被害状況書など(ワークシート記載の一般コメントを含む)」のうち、「DV・夫の暴力、子への虐待チェック・ワークシートにもとづく「DV被害状況書」」2013.6/30改訂版フォーマット
 ⇒カテゴリー[Ⅰ-C]「あなたは大丈夫ですか?」のうち、「あなたは、夫からの暴力の苦しみをひとりで抱え込んでいませんか?(「「DV・夫の暴力チェック・ワークシート」に取り組む前のDV加害者特性チェックシート」を含む)」

○DV被害を受けながら生活するということについて
 ⇒カテゴリー[Ⅲ-1]「あなたには、暴力を容認してしまう思いはありませんか?」、「DV被害状況レポート(Ⅰ) DV環境下、被害者は加害者にいかに心をコントロールされ、心身を蝕まれたか」
 ⇒カテゴリー[Ⅳ-1]「Ⅰ.DVは、夫婦の関係、親子の関係になにをもたらすか」のうち、「はじめに。」「1.DV被害を正確に把握する意味」(1)DVのある環境に順応するということ、(2)暴力で支配されるということ、「4.被害者心理。暴力で支配、マインドコントロールされるということ」
○加害者、暴力で人を支配する人たちの行動特性について
 ⇒カテゴリー[Ⅲ-2]DV被害状況レポート(Ⅱ) 暴力の何が悪いのかがわかれない加害者心理を知る

○DV被害支援室poco a pocoに問合せ・相談、サポートの依頼について
 ⇒カテゴリー[Ⅰ-C]<メール・電話相談、面談>「夫からの支配のための暴力・DVにもう耐えられない、逃れたい」「離婚調停でDVのことを理解してもらえない」など、“どうしたらいいのかわからない”と悩んでいる方へ。





もくじ   3kaku_s_L.png   [Ⅶ-3]<デートDV。ストーキング・リベンジポルノ>新聞事件簿。嫉妬・執着
FC2 Blog Ranking
   

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

~ Trackback ~

トラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【<宮崎日日新聞>「闇を抱えた恋人たち 県内デートDVの現状」上・癒えない傷】へ
  • 【<産経新聞>「デートDV」あなたは大丈夫?】へ