あなたは、夫の暴力・DVを容認していませんか? 暴力のある家庭環境で暮らす子どもの心を守ることを忘れていませんか?

[Ⅶ-5]<虐待>新聞事件簿。隣の家の子どもは大丈夫?子どもを助けてあげて!

<毎日新聞>救え幼い命:児童虐待の現場から(2) 「助けたい」でも無力感  

 
 <毎日新聞>救え幼い命:児童虐待の現場から(3) 酒依存、「鬼」にひょう変 <毎日新聞>救え幼い命:児童虐待の現場から(1) 兵庫・冷蔵庫に4歳男児遺棄、2年後に自首
 ◇通報後も怒声、職員に身の危険
 「半殺しにするぞ」「歩けんようにするぞ」。大阪市内の分譲マンションに住む40代女性が、隣室からのドンドンという音と怒声に気付いたのは3年前。「ごめんなさい、ごめんなさい」と、ひたすら謝る小学男児の声。母親らしい女性の大声は数日おきに響く。
 夫に相談すると「トラブルに巻き込まれたら、住めなくなる」とかかわらないよう言われた。昨年、初めて児童相談所(児相)に連絡した。職員は家に来て女性から事情を聴いたが、「一般の通報者には、対応結果は教えられない」と説明したという。
 思い切って最近、マンション前で見かけた男児に「お母ちゃんに殴られてるやろ」と声を掛けた。男児は「殴られてへん」と否定したが、話すうちに「このごろましになってんねん」とつぶやいた。
 「何で大げさに泣くんや。誰かが助けてくれると思ってるんか」。今も怒声は続く。「児相職員の苦労も分かるが、ほとんど変わっていない。壁を破って子どもを助けたい。でも何をされるか分からない。本当につらい」
   ■  ■

虐待の通報や相談の電話対応は24時間。夜間も多いという=近畿の児相で、森園道子撮影
 「誰が言うたんじゃ。何の権限や」。児童虐待の通報を受けて30代の女性職員が家庭訪問すると、入れ墨をちらつかせた父親が声を荒らげた。女性職員は、大阪府内のある市役所の福祉部門で相談員をしている。子育て相談などの担当だが、数年前から児童虐待の仕事が増えた。虐待通報で駆け付けた先では、しばしば身の危険も感じる。
 金曜日の夕方になると、虐待情報の電話が怖い。「もう掛かってこんといて」と祈るような気持ちになる。虐待の通報は原則、48時間以内に安全確認する。家族構成や乳幼児健診記録など、家庭訪問には事前の情報収集が欠かせない。しかし、週末は関係機関が閉まり、入手が難しくなるためだ。
 家庭訪問に居留守を使う母親は、保育所の前で待ち伏せ。親が育児放棄している家で、子どもにご飯の炊き方や卵焼きの作り方を教えたりもする。1人で年間数十件の虐待事案を担当するが、「解決した」と感じることはほとんどない。「親の考えを変えるのは非常に難しい。強制的に親子分離できる場合は限られ、無力さを感じる」
   ■  ■
 各児相で人員確保の模索が続く。横浜市中央児童相談所は、今年1月から当直のために嘱託職員5人を雇った。嘱託職員1人が泊まり込み、正職員1人が深夜まで残る。10月からは嘱託職員の4人増員を検討している。
 大阪市は、人員不足や機動力を補うため、今月から、緊急性のある虐待情報に消防職員を派遣している。全国初の取り組みで、「すぐに助けて」など救助要請の通報には、消防車両計6台が現場に急行する。市こども相談センター(児相)の市村好弘・相談支援担当課長は「これまで1時間かかったケースが、消防なら10分で着ける」と期待を寄せる。だが、消防職員がどの程度、強制介入できるのか、まだ手探りだ。【児童虐待取材班】=つづく



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